ラホマ

解説

ジョン・ブレックンリッジ・エリス氏原作の有名なる小説を脚色したもので、エドガー・ルイス氏独立後の作品である。ピーチェス・ジャクソン嬢が5歳の時のラホマに、ルイス・バーナム嬢が成長せるラホマにそれぞれ扮している。ラッセル・シンプソン氏、ジャック・ペリン氏等が男優側の主だった人々である。しかしこの映画はルイス氏の方針としてスターたる俳優はないのである。雄大なる西部の気分を味わうべき代表的な作品であろう。

1920年製作/アメリカ
原題:Lahoma

ストーリー

1880年人跡稀なオクラホマを移住者の一隊が旅行している時悪人の襲撃に一行はほとんどやられた。生き残ったヘンリー・グレドウェアート継子の5歳になるラホマの2人は砂嵐を避けてある小屋へ逃れたが、そこは悪人のレッド及びカンサス・キムボールの家であった。2人はレッドに殺されようとしたが、悪人仲間のブリック・ウィルロックは2人を憎み、カンサスを殺し、レッドを傷つけて2人を逃がす。その後ヘンリーが原住民の女を妻として白人社会を捨てた時、ラホマはブリックに養われる身となり、格別のこともなく美しく成長した。探検家のウィル・カムトンはラホマを恋していた。ラホマはカンサス市へ来た時、ちょうど出獄したレッドが彼女の養親なるブリックを殺そうと彼女の継父ヘンリーと相談しているのを漏れ聞き、ウィルの力を借りてブリックを助けた。レッドはブリックを射撃したが、ブリックはまたレッドを撃ち、2人とも死んだ。ラホマはウィルの腕に幸福を見出す。

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