夢と現実

解説

「女の武器」「恐怖の家」等同様エセル・クレイトン嬢主演のパ社映画で、「幽霊の叫声」等と同じくヒュー・フォード氏が監督した。ウィニフレッド・ボッグス女史の原作をイヴ・アンセル女史が脚色したもの。相手役はロックリフ・フェローズ氏、其他最近ユ社映画「拳闘王」に出演して名声を得たレジナルド・デニー氏も一寸出演している。

1921年製作/アメリカ
原題または英題:The Price of Possession

ストーリー

夫ジム・バーストンの変死の後ヘレンは夫が英国の大邸宅の相続者であるを知り、遥々オーストラリアから、英国に渡り、莫大な財産家の主人となった。所が、その後正当な相続者ジム・バーストンが表れて、彼女の夫は単に同名異人であった事を彼女は知ったが、飽くまでそれを否定し財産の譲渡を拒んだ。彼女は大胆にもジムの出生説明書を盗まんと計ったが果たさず、却って人格高いジムから盗人と悪罵を加えられるようになった。侮辱を感じた彼女は己の行為の誤っていた事を覚り、総てをジムに与えて去ろうとした。しかし2人の間に芽生えていた恋が2人を幸福にした

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