役人の息子

解説

チャールズ・レイ氏の例の男性劇の一で対手は「イントレランス」や「快男児」に出演したシーナ・オウエン嬢、監督は「荒鷲の爪」と同じくヴィクター・シェルツィンゲル氏、昨年三月発売になった。

1919年製作/アメリカ
原題:The Sheriff's Son

ストーリー

ローヤル・ビュードレイの父親は、彼の生れる少し前兇徒の手に掛かって殺されたので母が痛く怖れた為、それが遺伝となって生来の臆病者、父の親友デイヴ・ディングウェルに育てられ、大学へ入学するが運動等は何一つ自ら進んでするでは無かった。卒業の後デイヴは父を殺した家畜泥棒ルーザーフォードに捕えられたので、ローヤルは始めて復讐の念に燃える。彼はルーザーフォードの姪ビューラーに逢い互に恋を感じ娘の助言によって悪漢の毒計を逃れデイヴを助け出す。一日ビューラーが行方不明になったがローヤルは彼女が落馬して傷いているを発見し彼女の家へ送り届ける。そして娘の叔父なるルーザーフォードから父を殺した理由を聞かせられた。それは役人なる彼の父が娘の父を殺したので、その復讐を行ったというのである。若き2人は古き根は忘れて2人の世界に進む事になる。勿論ローヤルの臆病はこの時迄に癒えていた。

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