猛獣圏世界横断

解説

かつて「アフリカ遠征」「ザンバ」を撮影した斯界の権威マーティン・ジョンソン夫妻が、アメリカ博物館の後援を得て、南太平洋諸島及び英領東アフリカを中心として撮影した猛獣の実写映画で、ラッセル・シールズ氏が編集を担当したものである。R・C・Aフォトフォン装置による伴奏、説明が附せられてある。

1930年製作/アメリカ
原題:Across The World with Mr. & Mrs. Martin Johnson

ストーリー

マーティン・ジョンソン夫妻は再びキャメラ世界行脚を志し、先ず南太平洋諸島を訪れる。食人島、ソロモン島の文化事業を視察し、物珍しい人工鳥を撮影し、鱶漁の快を味いつつ更に南下し、マライタ島へ向う。この島は90の小島より成り、島民はまだ偶像崇拝の迷信を信じ、刺青を好んでいる。それから2週間の後、夫妻はヴァオ島に出発する。この食人島を見物した彼等は、更に南下してビッグ・ナンバー・カントリーに向う。ここの見物を終えてから夫妻は北エジプトのアレキサンドリアへ進路を変えた。小人国を過ぎ、ナイル河を遡って世界第1の猛獣王国に足を踏み入れた一行は、そこの水中に河馬を見、鰐を発見し、森林中に濶歩する巨象の群に目を瞠り、珍奇な白犀の1団にめぐり会う。かくてタンガンイカ領に行程をすすめた時、食物と水を求めて走る数百万頭の野獣の大群現われ、5日5夜の間、それらは一行の眼前を絶え間なく過ぎて行った。しかしこの異常なる経験を終えた後、いよいよ一行は壮烈な獅子狩を行って成功を収めた。

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