メリー・リーガン

解説

見るべき映画である。ルロイ・スコット氏原作の同名の小説から脚色し、ユ社にいた女流名監督ロイス・ウェバー女史が監督の下に、アニタ・スチュアート嬢をタイトル・ロールに割り当てて製作する人情劇。対手は目下ユ社のスターなるフランク・メイオ氏。其他バーネイ・シュリイ氏、ヘッダ・ノヴァ嬢、ジョージ・ハーナンデス氏等御馴染深い人々の共演である。

1919年製作/アメリカ
原題:Mary Regan

ストーリー

悪人を父としたメリー・リーガンは母に似て心優しい乙女であったが、かねて憎からず思っていたロバート・クリッフォードから結婚を申し込まれた時、我身の上を恥じてこれを断り、父の仲間なるピーター・ラヴマンやジム・ブラッドレイから一緒に仕事をしろと迫られたのを却けて、1人淋しき山中に逃れる。彼女の滞在している山の旅館へブラッドレイはジャック・モートンという金はあるが碌でなしの男を連れて来た。モートンはメリーを恋するので、ブラッドレイは我事成れりと喜ぶ。町へ帰ってからジャックはメリーに結婚を申し込んだが、深くロバートを愛しているメリーは我身を犠牲にして彼のために計ろうと、涙を呑んでジャックと結婚した。ジャックは父の許しを得ていないので、新婚旅行である旅館へ来た時偽名して投宿する。ジャックの父は彼女を毒婦と信じるので、少さきメリーの胸は安らかな日とてはなかった。その後彼女は悪人連が彼女を手先きに使って悪事を企むのを知り、ロバートに事情を知らせ、警官の手を借りて悪人を捕える。ジャックは酒を飲み過ぎ心臓を害して死んだので、自由な身となったメリーは、初めてロバートの抱擁の中に真の幸福を見出した。

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