メイル・マン

解説

「総動員」「危険信号」に続いたエモリー・ジョンソン監督作品で、原作は例によって氏の母エミリー・ジョンソン夫人書おろしたもの。前2映画と同様ラルフ・ルイスが主演であるが、今度は共演者として「オーバー・ザ・ヒル」「ファントマ」以来お馴染みのジョニー・ウォーカーが「総動員」と同じに大活躍をする。郵便配達夫を主役とした大活劇である。

1923年製作/アメリカ
原題:The Mail Man

ストーリー

郵便配達夫ボブ・モーリーと息子ジョニーとは郵便局に強盗の入った際殊勲をたてたので抜擢され、郵便船に乗り組むことになったがその船から大金を奪わんとする悪漢の一団があった。ジョニーは彼等のため海中へ投げ込まれたが、彼は悪人の船に救われ、機知を用いて備え付けた無線電話によって救助を求めた。アメリカ艦隊は飛行機や潜行艇と共に出動し、大激戦の後悪人は一掃された。ジョニーは殺人の嫌疑で投獄され処刑されようという瞬間に、真犯人の自白で放免され、息子の身を思って駆けつけてきた父ボブはジョニーと相抱いて嬉し泣きに泣いた。

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