無理矢理空の大統領

解説

「無理矢理ロッキー破り」「無理矢理一万哩」「幸運馬蹄騒動記」等と同じくモンティ・バンクス氏の主演する長編喜活劇で、モンティ物には昔から心得のあるハーマン・C・レイメイカー氏が監督した。原作を書卸したのはチャールズ・ホーラン氏とモンティ氏自身とで、ホーラン氏がマット・テイラー氏と協力してそれから撮影台本を作成した。対手役は「幸運馬蹄騒動記」と同じくジーン・アーサー嬢が演ずるが、その他に「ロッキー破り」のキューピー・モーガン氏、ジョン・ダブリュウ・ジョンストーン氏、等の人々も出演している。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:Flying Luck

ストーリー

リンドバーグ崇拝熱が昂じて、モンティは遂に自らボロボロの飛行機を買い、それに修理を加え、更に「飛行術10課通信教授」によって飛行術を修得した。そこで彼は大名人のように飛んで見せたがたちまち墜落してしまった。が、彼が墜落したところというのが新兵募集局であったところから、ポスターにいう「軍隊に入って、飛行術を学べ」の言に従い、彼は入隊することとなった。それからというものはモンティに色々の事件が起った。彼は訓練所へ行く途中、自動車内から意地悪の軍曹に抛り出されたりした。また兵営に外国の貴顕がお見えになる時、彼はその同行者ではないかと考えられたりした。そうした内も彼は軍曹にいじめられていたが、ふとした機会から、大佐の御子息の教育掛としてこの地へやってきた美しい娘さんと知り合いになり、間もなく2人は恋仲になった。モンティの飛行熱があまり度を過ぎているのでそれが仲間の物笑いとなり、そうしたことが原因となって、戯言が真となり、いよいよモンティが外国から来たお客様の前で晴の飛行をすることとなった。が、その飛行というのがこれが戦慓と突飛とを遥かに超脱していた。人々は手に汗を握って驚いた。彼はこうして賞金を得、あわせて恋する乙女の心をも得た。めでたしといわなければなるまい。

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