魔海の髑髏島

解説

「ノーナ・ドゥーン」「クリスチャン」以来久しぶりで輸入されたモーリス・トゥールヌール氏監督映画である。原作はクリッテンデン・マリオット氏の小説 The Osle or Dead Ships でこれを「渓谷の乙女」「黄金の誘惑」等を監督したチャールズ・メイン氏が監督した。主役は「善悪の境」「魂は帰り行く」等出演のミルトン・シルス氏「アダムス・リブ」「悲しき情火」等出演のアンナ・Q・ニルソン嬢でその他に「人獣国」「情熱の悪鬼」等出演のウォルター・ロング氏が敵役を演じている。

1923年製作/アメリカ
原題:The Isle of Lost Ships

ストーリー

ポルトリコからニューヨークへ航海中の汽船が難破した時、船上にはニューヨーク富豪の娘ドロシー・フェアファックスと、殺人の罪で護送されている元海軍中尉のフランク・ホロードと、そして探偵ジャクスンの3人だけが取り残された。難破した船は3人を乗せたまま大西洋の中心に難破船のみが集まって海草で1つの浮島を形づくっている場所へ流れついた。その島ではフォーブスという船長が漂着して来た船乗りたちの頭になっていたが、島の掟として新たに漂着した女は24時間以内に島の男の誰かと結婚せねばならなかった。フォーブスは自らドロシーを妻にしようとしてホワードと争い、ついに打倒される。ホワードはドロシーを保護する為偽名前だけの彼女の夫となり、潜航艇を修繕してそれによって逃れ米国の駆逐艦に救われる。やがてホワードの無実が証され、彼とドロシーとは結婚する。批評-力強く戦慄に満ちた海の物語で、興行価値本位に作られただけに一般向きのする映画である。(ウォールド誌シー・エス・スウエル氏)

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