劇場公開日 1948年2月

ブルースの誕生のレビュー・感想・評価

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3.0素直に楽しめない。

2022年9月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

1941年公開作品となれば、さもありなんだが、この時代、黒人の描かれ方は容赦なかったんだろうと思うと居た堪れなく素直に作品に没入できなかったが、レストランでの騒動後、ルーイが気を失い、ルビーが歌い、白人バンドが伴奏して、一つになるシーンにはホロっときた。当時はどのように受け止められていたんだろうか。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

4.0JAZZの産声

2019年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

南北戦争後の奴隷解放、転がっていた軍楽隊お下がりの楽器を使ってニューオリンズの娼館や酒場で黒人がBGM演奏を始めたのが19世紀末、主人公のジェフ(ビング・クロスビー)の家は代々クラリネットの音楽家、父の強いるクラシック音楽より巷に流れる自由な黒人音楽にジェフはのめり込んでゆく。原題・邦題ともに「ブルースの誕生」であるが、所謂、日本人好みの哀愁を帯びたブルースというよりブルースコード(ブルーノート)を使った人種を超えた新しい音楽の黎明期と広く捉えるべきだろう。
物語は白人の社交界では低俗音楽と見做されてなかなか認めてもらえないジェフのバンドがちょっと怪しいコルネットの名手メンフィス(ブライアン・ドンレビ)と訳ありの歌姫ベティ(メアリー・マーティン)を得たことで花開いてゆく。ベティの親戚の子おしゃまなフェービ(キャロリン・リー)は癒し担当、3人の恋の鞘当模様、ミュージカル仕立てのような素敵な劇中演奏、ベースの弓から指弾き奏法に変るハプニング、スキャット唱法、最後はあまり怖くはないギャング一味も絡んであっという間の85分でした。

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odeonza