不尽の熱火

解説

サタディ・イヴニング・ポースト誌上載せられたアール・ピガース原作の物語をフォレスト・ハルシーが脚色、F・ハーモン・ウェイトが監督した。主役は「悪魔(1921)」で紹介された性格俳優ジョージ・アーリスで、対手役としてドリス・ケニヨン、エドワード・バーンズ等が出演する。今までのアーリスの映画と違って軽いユーモアのうちに人間味を漂わせた静かなものである。

1922年製作/アメリカ
原題:The Ruling Passion

ストーリー

アルデン自動車の発明家であり、巨万の富を積んだジェームズ・アルデンは神経を害したので静養するよう医師から勧められ、田舎の別荘へ引移った後は、社交の事は妻と娘のアンジーに委せて、自分は時間潰しの仕事を見付けようとする。彼は新聞公告で見た自動車キャレヂの持主ビル・メリックの共同経営者と成り、富豪である事を隠して書間は油に汚れて仕事をすることになった。妻も娘もこれを知らぬため色々の可笑しい事件が起るが、結局アンジーはビルと恋仲になってめでたい終わりとなる。

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