ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実のレビュー・感想・評価
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『いくら洗った所で、この手白くならないわ』 『ビリー・ホリデイ物語...
『いくら洗った所で、この手白くならないわ』
『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』はこの映画が元ネタだと思う。
この映画の大雑把な後半の後日談を否定的に解釈した舞台だと思う。
今日見たブロードウェイ舞台では、注射の跡を隠す目的の白い手袋を、ズリ上げて歌が始まる。そして、歌い終わる瞬間にアップになった彼女の左目からすうーと。心が砕ける位感動した。
さて、この映画だが、
ダイアナロスも歌はうまいが、大団円ぽく終わらせている演出が、引き算になってしまっている。大変に残念である。
黒人に対する差別と戦って来た歌手とは言えないかもしれない。そんなビリー・ホリデイだが、題名からそれを連想させてしまう。しかし、寧ろ、薬との戦いに負けた哀れな女性の話に仕上げている。さて、実際の事だと思うが、真実を知りたいと思う。
だが、それを抜きにしても、ビリー・ホリデイの歌は良いと思う。
レディ・デイことビリーホリデイの半生を描いた映画。カーネギーホール...
レディ・デイことビリーホリデイの半生を描いた映画。カーネギーホールで歌うところで終わっており、重度のヤク中になってしまったこと、黒人差別が激しかったこと、ルイスとピアノ弾きが善い人だったくらいしか描かれておらず歴史・伝記もの的にみるとかなりの情報不足。肝心の奇妙な果実をうたうエピソードが無い。ツアー途中に立ち寄った場所で、リンチで死んだ木に吊るされた黒人死体を目撃するだけ。あとでビリーホリデイはバスの中にいたけどKKKの集団に囲まれて襲撃される。
麻薬でつかまったのでNYで活動できない→有名になればOKということで、ドサ回りしているうちに麻薬が欲しくなりピアノ弾きに買って来てと頼む。二人とも金が無かったので指輪を売ってお金に換えてというが、ピアノ弾きが結婚指輪だからと換金せずに後払いでドラッグを調達してきて売人が押しかけてきてボコられて死ぬ。ルイスが帰ってきて「仕方ないよ」カーネギーがまってるとかいってうたって終了。後半がおおざっぱ。
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