拾われた母

解説

「特急二十世紀」「紅蘭」のキャロル・ロンバードと「一日だけの淑女」「紅蘭」のメ イ・ロブスンが主演する映画で、ドワイト・テイラーの原作を「ますらを」「青空天国」のジョー・スワーリングが脚色し、「恋をしましょう(1933)」「月光瞑想曲」のデヴィッド・バートンが監督に当たり、「国境飛行隊」「光は野より」のデッド・テヅラフが撮影した。助演は「激浪」「紅蘭」のウォルター・コノリー、「罪じゃないわよ」「月の宮殿」のロージャ・プライアを始め、「青空天国」のアーサー・ホール、舞台から来たレイモンド・ウォルバーン、ジェームズ・バーク等である。

1934年製作/アメリカ
原題:Lady by Choice

ストーリー

ファン・ダンサーのアラバムは、支配人ケンドールの提案で「母の日」を利用し、人気を集める目的をもって養老院から養母を迎え、大いに宣伝の資とする手筈を定めた。養老院からアラバムが拾い上げて来たのは泥酔の老女、パッシーだった。2人は以前夜間裁判所に厄介に成ったときからの顔見知りだった。彼女はアラバムの好意を誠の真心と思い違え、色々心尽くしをするうち、支配人のケンドールが二重契約によってアラバムの給料を中間詐取している事を暴き、アラバムに芸術家としての大成を計るよう勧める。アラバムはパッシーの真情に心動かし誠の養母として仕える心持ちになる。パッシーの昔の恋人の一粒種で弁護士のジョニー・ミルスは、アラバムの美しさに恋する身となる。アラバムは初めミルスの莫大な財産に目を付け、彼を鴨にする心算であるが、これもまたいつしか、彼に恋心を感じ始める。しかしミルスの母は2人の仲を許さず、万一結婚すれば財産は譲らぬと主張する。ミルスは敢然母の許を去ってアラバムの許に走るが、アラバムはミルスを不幸に落とす事を考えて、休よく縁を切り渡欧の決心を固める。パッシーは己が過去において繰り返した悲しみをアラバムに味併せるしのびず、ダリー判事と計って、アラバムをエロ・ダンスのかどで拘引し、ミルスと結婚しなければ入獄の判定を下すと脅かして、若者2人の間を取り持った。

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