化物行進曲

解説

マックス・マーシン氏並びにエドワード。ハモンド氏合作の舞台劇からフレデリック・ハズリット・ブレナン氏が脚色し「娘乱暴記」のルウ・サイラー氏が監督したもので主役を演ずるのはこの映画によって初めてスターとして登場したヘレン・トゥウェルヴトゥリーズ嬢とチャールズ・イートン氏で、助演者として「四人の息子(1928)」のアール・フォックス氏「ベン・ハー(1926)」のカーメル・マイアース嬢、ヘンリー・セッドリイ氏、ジョー・ブラウン氏、「ダミイ」のミッキー・ベネット君等が顔を出している。

1929年製作/アメリカ
原題:The Ghost Talks

ストーリー

フィラデルフィア郊外のあるホテルにグリーンという隼の如き若者がいた。彼は犯罪学に興味をもちアイオワの探偵術通信学校を卒業し自らシャーロック・ホームズを以って任じていた。ある夜、このホテルへ1人の若い乙女が泊まった。ミリアムというその娘には何か秘密があるようにグリーンの眼に映じた。果たして彼の推察通りであった。ミリアムの話しによればカニ所の叔父は有名な悪漢で仲間と共謀してある郵便局を襲い大金を奪ってこれをフィラデルフィア郊外のある化物屋敷に隠しておいたが叔父はその後病死した。臨終に際して叔父はミリアムに封しその大金の隠してあるヶ所を示した書類を渡し発見して政府へ戻すようにと頼んだのである。ミリアムの跡をつけて男女4人の怪しき人物がホテルへ来た。彼らはミリアムの持っている書類を奪おうとしているのであった。自称探偵グリーンが活躍の時機は到来した。グリーンはまず黒人夫婦を雇い化物屋敷へ泊まり込ませ盗難を防ぎ夜陰に乗じてミリアムと2人で探検に出かけんと決心した。一足先に悪漢一味は屋敷に乗り込み化物に扮装して黒人夫婦を脅かし彼らの目的を果たさんとしたがグリーンの敏活な頭脳の働きによって悪漢等は術中に落ち一網打尽となって警察へ引渡された。大金は直ちに政府に返還された。グリーンの処女探偵事件はかくして解決された。

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