爆弾の頬紅

解説

「春の火遊び」「晩餐八時」のジーン・ハーロウと「舌戦速射砲」「晩餐八時」のリー・トレイシーが出演する映画で、キャロライン・フランクとマック・クレイン合作の喜劇を「ブロンド・ヴィナス」「上海特急」のジュールス・ファースマンと「世界ボクシング王」「エスキモー(1934)」のジョン・リー・メインとが共同脚色し「ホワイト・シスター(1933)」「紅塵」のヴィクター・フレミングが監督に当たり、「春の火遊び」のハロルド・ロッソンと「バッド・ガール」のチェルター・ライオンズが共同で撮影を担当した。助演者は「舌戦速射砲」のフランク・モーガン、「南風」のフランチョット・トーン、「失踪者三万人」のパット・オブライエンを始め、ユーナ・マーケル、イヴァン・レベデフ、テッド・ヒーリー、イソベル・ジュウエル等である。

1933年製作/アメリカ
原題:Bombshell

ストーリー

映画スターのローラ・バーンズはモナーク撮影所の宣伝部長スペイス・ハンロンの大胆不敵な宣伝で名声を博して板。しかし彼女の生活は絶えずかき回されていた。というのは不作法な父親と弟に最も不都合な場合に恥を欠かされたり、秘書が彼女の家でらんちき騒ぎをやったり、ファンに悩まされたり且つ宣伝部長スペイスは折々極端な宣伝を敢てするのであった。時に最近スペイスはローラとビネリ・ディ・ピザ候爵との恋愛関係に立ち入って、旅券許可日限以上に滞在した故を以て候爵を逮捕させた。この事件のためにローラはスペイスを解雇するように所長に要求した。だが抜け目のないスペイスはうまく窮地を脱するがその結果は、候爵にローラに対して敵意を抱かせ彼女と監督プローガンとの間を割くことになり彼女はますますスペイスに反感を持つに至った。ところがスペイスの寄越した女記者が彼女に母性愛を呼び起こし、ローラは再びプローガンに興味を覚え赤ん坊を養育しようとする。ローラ・バーンズが母親になるというニュースが広まる。スペイスはローラの宅に駆け付ける。孤児院の婦人理事が、孤児の母としてローラが適当なりやいなや調査しに来合している。そこへプローガンが来る、候爵とその弁護士と記者たちがやって来て、候爵とプローガンの間に喧嘩が始まる。この事件が志文に書き立てられローラ・バーンズはますます醜聞を高めることになり、ローラは断然撮影所をやめ、バーム温泉に逃れる。そこでギフォード・ミドルトンと恋に落ち彼の両親に紹介される。愛が2人の間に芽生えている時にスペイスが現われ、またローラの酒飲みの父親と弟がやって来て、ギフォードの両親はローラが評判の映画スターであることを知る。ギフォードは両親の不賛成によってローラとの恋を捨てる。ローラは幻滅を感じて撮影所に戻り、ギフォードトミドルトン夫妻がスペイスの手先に使われた大根役者に過ぎなかったことを発見する。余りのことに彼女激怒して自動車に飛び乗って逃げ出そうとするが、飽迄厚顔なスペイスは追いすがって今後一生2人で戦っていこうと口説くのであった。

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