裸の銃(ガン)を持つ男のレビュー・感想・評価
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【可なり笑える、おバカお下劣エロティックコメディ。畳みかけるギャグの数の凄さやテンポの良さがマア凄い。この作品、色んな所(特に英国王室)から叱られなかったのかなあ。クスクス。】
■アメリカと敵対する国々の指導者を排除したロス市警フランク・ドレビン警部(レスリー・ニールセン)。
帰国した彼は相棒ノードバーグ刑事(ウワワ・・、O・J・シンプソン)が銃撃され、致命的な重傷を負ったことを知らされ見舞いに行く。
そして、捜査を始めたドレビンは財閥王ルドヴィグがたくらむ英国女王暗殺を探り当てるのだった。
ルドヴィグの秘書ジェーン・スペンサー(プリシラ・プレスリー)と、チャッカリ良い仲になりながら、英国女王暗殺を阻止するために動くのでアール。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・冒頭の、アメリカと敵対する国々の指導者の数々のソックリさんが、マア似てること。ゴルバチョフ、フセイン、カストロ・・。よく集めたなあ。
・その後も、怒涛の勢いでおバカお下劣、エロティックシーンが続く。英国女王阻止の挨拶のマイクを付けたまま、トイレに入って小用を足す音が、会議場に流れるシーン。
で、思ったのが、大体、この映画のタイトル(原題)が、良いのかな・・。
■英国女王観戦の、プロ野球シーンは更に凄い。
・NG集のバカバカしさ(褒めてます。)
・更にイギリスのエリザベス女王が、コレマタソックリでビックリである。
・フランク・ドレビン警部は、国家独唱から、アンパイアまで何でも代理で勤めちゃうのだが、コレマタ可笑しいシーンがテンコ盛りなのである。
あー、可笑しい。
<そして、エンド。彼の仲間が開発した催眠装置でジェーン・スペンサーがフランク・ドレビン警部を銃で殺そうとするも、彼は愛の告白をし、ハッピーエンド・・、と思ったら財閥王ルドヴィグが‥、と思ったら彼の仲間が開発した睡眠銃で‥、と思ったら彼は墜死し、多数の車に轢かれて、薄っぺらい紙のようになってしまうエンディング。
イヤー、見事でございます。脱帽です。面白かったなあ。>
茶番劇の王道👑
昨夜のフライング・ハイに続き、今夜観ました。
どちらも何の教養にもならない茶番劇です(笑)尺は80分台と、監督さんも身の丈を分かっておられます。
車を停められないダメダメおじさん刑事が主人公で、一発アウトレベルの失敗を連発して「よくクビにならないなー」なんて思いながら観ていました。OJ・シンプソンが画面に登場する度にひどい目に遭います。
ベタネタからトリッキーなネタから下ネタまで、幅広いジョークを連発しますが、エンドクレジット内の“どうしようもない情報(竜巻が来たら地下の南西の角に避難しろなど)”を日本人がどのくらい知っているかが、かなり気になります。恐らく殆どの人は、私と同様に気づきもしないでしょう。
本作の数多あるジョークの中で一番のお気に入りはやはりオープニングクレジットの“中央にパトランプでいろんなところに侵入しちゃうネタ”です。あの時点で余りにもくだらなくて、一気に引き込まれます(笑)
しかしながら、60過ぎと思われるおっさんと、若い女のロマンスは観ていて気持ち良いものではないので、不要だと思います。折角の珠玉のギャグの数々がくすんで見えてしまいます。
それでも観る価値は十二分にあります!是非どうぞ‼️
タイトルなし(ネタバレ)
この類の映画見すぎて、Mr.ビーン好きになりました。
僕は。
オジキも一緒に良く見ていたのですが、本当は好きなはずなのに、バカにしていました。
絶対にこう言ったギャグ好きだったハズだ。
隠されたギャグが全部分かるには、
大リーグと英語が分からないと。
どちらも苦手。
アナハイム・エンゼルスとシアトル・マリナーズだよね。
「実にくだらない」は褒め言葉
お馬鹿映画の鬼才、ザッカー兄弟の映画ですから冗談が通じない人が観たら怒って席を立つこと間違いないでしょう。
ザッカー兄弟のやり口は質より量、30秒に1回は何か仕掛けてくる。
クスクス笑いから大笑い、苦笑いから泣き笑い、まるで笑いの昆虫標本。本作は中年親父がターゲットだから下ネタにまで手を出しているが卑猥な言葉で安直に笑いを取る三流芸人とは格が違う、珍百景もどきのおっぱい型原発(サンオノフレ原発)、ローマ風彫像の立派なアソコなど一目で分かる単純なオブジェから全身サイズのコン○ームなどひねり具合もぶっ飛んでいる。
彼らにしてみればストーリーなどはギャグを盛る器に過ぎないのだからどうでもいいのでしょう、それでも一応007もどき、例のアバンタイトル、一介の警部が何故アラブの密談で大暴れするのか意味不明だがカダフィやアラファト、ゴルバチェフらのそっくりさんをいびり倒したいだけの寸劇、敵の美女が寝返るのも定石だしQもどきの研究者から秘密道具までもらって訪米中のエリザベス女王の暗殺を阻止とパロディ化。
アクション・スペクタクルには欠かせない名優ジョージ・ケネディがバディ役、ザッカー兄弟作の飛行機パニック・パロディ「フライング・ハイ」に声がかかったものの親会社が許さなかったのが口惜しくて本作に出たらしい、こんなお馬鹿映画よせばいいのに、劇中で犯人がロードローラーでぺっちゃんこになるシーンで泣いていたが演技でなく本心だろう、「よせばよかった・・」。
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