野に咲く金色の花

解説

「歓呼の嵐」「裏切る唇」のジョン・ボールズが「ベビイお目見得」のクレア・トレヴァー及び「乾杯の唄」のハリー・グリーンと共に主演する映画で、ダドリー・ニコルズとラマール・トロッチの合作物語をレスター・コールとヘンリー・ジョンソンが共同で脚色し、「水兵万歳」「極楽兵隊さん」のジョージ・マーシャルが監督し、「恐怖の夜」のジョゼフ・ヴァレンタインが撮影したもの。助演者は「フープラ」のロージャー・イムホフ、「軟派ガール」のモンロー・オーズリー、ルース・ジレット等である。

1934年製作/アメリカ
原題:Wild Gold

ストーリー

山師ワルター・ジョーダンの情婦ジェリイはリノのある酒場で歌女として働いていたがワルターが他の女から大金を巻き上げた巻き添えを食ってワルターと共にリノから退去を命ぜられた。ジェリイはワルターと手を切り、レッドロックの町へ流れ込み、その所で親切な老人ポップの世話になって滞在する内スティーブという鉱山技師と恋に落ちた。そこへ例のワルターが姿を表したがジェリイは彼を相手にしなかった。ある夜ポップが何者かのために殺害され所持の金塊を奪われた。ジェリイはワルターがポップの金塊を所持しているので、てっきり殺人犯人であると信じ彼に自首を勧めたがワルターは頭からこれを拒んだ。突如ダムの堤防が大雨のために決壊し、レッドロック全町は押し流され、ワルターもまた渦巻く怒濤にさらわれてしまう。幸いスティーヴとジェリイとは救われて新生涯に入った。

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