のぞき(1966)

解説

映画監督を夢見る青年の夢と希望を描く。製作はスタンリー・ルービン、監督はアーサー・ヒラー、脚本はウィリアム・ピーター・ブラッティ、撮影はチック・ウォーターソン、音楽はリン・マレーが各々担当。出演はウォーレン・ビーティ、レスリー・キャロン、キーナン・ウィン、ハーミオン・ジンゴールド、マイケル・ブラディなど。

1966年製作/アメリカ
原題:Promise Her Anything

ストーリー

除隊後、エロ映画を作り通信販売しているハーリー(ウォーレン・ビーティ)は、いつか大監督になる夢を持ち続けていた。ある日、隣の赤ん坊ジョンが彼の部屋にまぎれ込んできた。それを機会に未亡人ミシェル(レスリー・キャロン)と仲良くなった。ミシェルは、上司の小児診療所の所長ブロック(ボブ・カミングス)と愛しあっていたが、ブロックが自分の子供はいらないといっているためにジョンのことが言い出せなかった。子守りがこなかった日、ジョンを預かったハーリーは、ジョンがすばらしい表情を見せるのを発見して、これとストリップをかみあわせ、前衛的な芸術映画を作ろうと考えた。一方ではミシェルを口説くため、ジョンを自分の子として、一時診療所に預けることを提案した。いざというときになってブロックに話すより、前もって彼にジョンの可愛いさを知らせておいた方がスムーズにいくというのだ。ところがジョンを預けた次の日、ハーリーの映画を見たスポンサーが悪のりして、1時間でも早く完成させろといってきたから大変である。起重機つきの車に女優たちを乗せ、診療所に窓から忍び込み撮影したが、ブロックにジョンがミシェルの子だとバレてしまった。このことを知ったミシェルは怒り、ハーリーに平手打ちをくわせた。そこに、母親にさとされたブロックがやってきた。その時、アパートの窓口までせり上がってきた起重機にジョンが乗ってしまった。ジョンの命は風前の灯となったが、ブロックはおろおろするばかり。ハーリーが命がけで起重機に飛び乗り、ジョンを助けた。ミシェルは大感激し、ハーリーとの結婚を決意した。

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