ノートルデム大学精神

解説

最近旅客機の墜落により不慮の死を遂げたる米国最強蹴球チーム・ノートルデム大学の名コーチャー、ヌート・ロックニーの原案に基づきリチャード・スケイヤー、デーヴ・ヴァン・エヴァリーが脚本を組み立て「ビッグ・マネー」のラッセル・マックが監督し「疑惑の渦」のジョージ・ロビンソンが撮影した映画で主演名は「地獄の一丁目」「新聞街の殺人」のルー・エイヤース、助演者として「コウモリは囁く」のウィリアム・ベイクウェル、「尖端娘化粧」のワリー・ブレーン、アンディ・デヴァイン、ハリー・バリスなどのほか、米国一のクォーターバックとうたわれたフランク・カリデオ、バックフィールドの「四騎士」と呼ばれるミラア、レイディン、クロウレイ、ストウルドレール、その他の蹴球選手が登場活躍している。

1931年製作/80分/アメリカ
原題または英題:The Spirit of Notre Dame

ストーリー

ノース・ダコタのハイスクールに名ハーフバックとして地方的な人気のあったバッキー・オブライエンは蹴球の強チームで名高いノートルデム大学に入学した。彼の寄宿舎には新人ばかりで陸上競技から蹴球選手となりダコタ時代から仲良しのジム・ステュワート、蹴球部入りを望むトラック・マッコール、スポーツ向きではないワスプの連中と一緒だった。新人選手として活躍する傍ら彼は苦学を続けたが2年目には天っ晴れハーフバックの置位を守っていた。ジムは当時未だ第2軍の中にあったが監督の意見で左ハーフバックの地位を与えられたのでバッキーは右方に回り、シーズン中の人気はバッキーからジムに移ってしまった。それまで人気があっただけにバッキーとジムの間は疎遠となりバッキーは寄宿舎を出てしまった。対ノースウェスタンの試合に於いてトラックは抜擢されてグランドに出場したが激戦のため肋骨を傷めついには入院するに至り、またバッキーの名声は昨日のものとして忘れられていった。いよいよ強敵陸軍チームと対抗試合の日が来た。果然、ノートルデム大学は苦戦に陥り前半は6対0でリードされるにいたった。見物席にいたバッキーはジムへの私的感情を捨てユニーフォームに着替えベンチへ進んだ。コーチャーの命によって彼は最後近くに出場しジムを後援しつつ味方を勝利に導いたのである。2人の間には昔日の友情が蘇り、お互いに美しい母校愛の精神を高らかに謳歌したのであった。

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