偽の暗号

解説

ケイト・コーバリー女史の原作、アーネスト・C・ワード氏の監督に成ったフランク・キーナン氏主演劇で、「ベルス(1928)」「燃ゆる世界」等と同時代の作品である。例によって物凄い氏の性格描写が見られる。

1919年製作/アメリカ
原題:The False Code

ストーリー

頑固で正直な造船業者ジョン・ベントンは、彼の共同経営者の悪計暴露した時、その犠牲に成って12年獄裏に送らねばならなかった。家庭を破られ事業を奪われ名誉を傷つけられ彼の恨みは深かった。出獄後彼の唯一の慰謝は自分に苦しみを与えたもの達に復讐を与える事だけであった。斯くして共同経営者たりし男の正当の制裁に屍れたが、彼に辛かりし銀行家ダニエル・グレイに彼が復讐を加えんとした時、彼の1人娘アンがグレイの息子ジムと恋仲なのを知り、愛する我が子の幸福の為に彼は復讐の念を忘れたのである。

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