泣き笑いアンパイヤ

劇場公開日:

解説

「氷上の死」のジョン・ベックが製作、「春の珍事」のロイド・ベーコンが監督した1950年作品。「特ダネ女史」のフランク・タシュリンが脚本、チャールズ・ロートンが撮影、ハインツ・ロームヘルド(「虚栄の花」)が作曲に当る。主演は、「夢の宮廷」のウィリアム・ベンディックスで、「逃げた花嫁」のユーナ・マーケル、「帰郷(1948)」のレイ・コリンズ、「善人サム」のウィリアム・フローリー、以下トム・ダンドリー、グロリア・ヘンリイ等が助演。

1950年製作/アメリカ
原題または英題:Kill the Umpire
配給:セントラル
劇場公開日:1951年6月5日

ストーリー

ビル・ジョンスン(ウィリアム・ベンディックス)は平凡な家庭の親爺だったが、大の野球狂で、自分の仕事をサボっては球場へ通い、そして熱狂の余り「アンパイヤを殺せ」と絶叫するのが常であった。お蔭で勤め口はクビになるし、家族には責めたてられて、揚げ句の果てに義父ジョナ(レイ・コリンズ)に審判になれとすすめられ、妻ベティ(ユーナ・マーケル)も賛成したので渋々審判学校に入りどうにか審判になった。初めての試合の審判でビルは捕手の落球を認めてセーフを宣告したが、選手達や観衆は承知せず大騒ぎとなった。ラジオで様子を知って駈けつけた家族たちの応援で問題の捕手に事実を告白させ、観衆も納得してビルを歓迎したが、試合再開で第一球をビルが宣告するや観衆は早や熱狂して、またもアンパイヤを殺せと湧き立つのだった。

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