頓珍漢丸儲け

解説

「頓珍漢嫁探し」「頓珍漢外交ゼネヴァ」と同じくウィリアム・A・サイターが監督に当たったロバート・ウールジー、バート・ウィーラー主演映画で、ダグラス・マックリーンが書き下ろし「快走艇」「女性暴君」のラルフ・スペンスが脚色下。助演者は「頓珍漢嫁探し」「当たって砕けろ」のドロシー・リーを始め、ルーシー・ボーモン、ジェイソン・ロバーズ、デウィット・ジェニングス、チャールズ・ミドルトン等で、撮影はジャック・マッケンジーの担任である。

1931年製作/アメリカ
原題または英題:Caught Plastered

ストーリー

エグバートとトミーの頓珍漢2人組、職にアブれてひもじさの余り、ある町を彷徨っている途中タレーという老女に会い、彼女の薬店が夫妻のためウァタースという悪人に取られそうになっている事実を知り、奮起一番その店をソーダ・ファウンテンに改造して経営に乗り出し大宣伝を開始し店は大々繁盛だ。ウァタースは折角の計画を台無しにされ、その上岡惚れしていた署長の娘ペキーがトミーと恋仲であることに対する嫉妬から、ある奸計を思い立つ。酒の密造者を謀ってその店で売るレモン汁の中にアルコールを混ぜ、客が皆酔っ払っている所へ警察課長を連れて来て酒の密売の罪で店を閉鎖させ様というのである。しかしこれとてもペギイの活躍で、酒の密造者とウァタースの計力であることがわかり、哀れな老婆の店も無事に奪取されずに済みペギイと2人組の将来には洋々将来が展開されたという。

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