テキサスの五人の仲間のレビュー・感想・評価
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ポーカーは二度としないと神に誓う
何度もTV等で観ているが、今日やっていたのでまた観てしまった。
「テキサスの五人の仲間」を。
弁護士は裁判所の弁護の途中で、大地主は娘の結婚式を途中で止めて勝負の場に向う。
年に一度、テキサスの五人の仲間が行う恒例のポーカーの大勝負の日なのだ。
息子を連れたメレディス(ヘンリー・フォンダ)と妻のメリー(ジョアン・ウッドワード)が町に通りかかる。馬車の車輪が壊れたためホテルに部屋を取る。そのホテルの酒場の奥がポーカーの会場だったので大勝負を見学させて貰う。メレディスはポーカーが大好きなのだ。大分散財して妻にはポーカーは二度としないと誓っていた。
妻のメリーが鍛冶屋に車輪の修理に行っている間にポーカーに参加して、持っていた農場購入の資金の持ち金4,000ドルを賭けてしまう。
1,000ドルをすった後、いい手が来たメレディスはレイズに乗るが掛け金が3,500ドルまで上がり500ドル足りない。持っていた金時計や馬車まで担保にして金を借りようとするが貸して貰えない。500ドル出せなければゲームを降りる事になり、4,000ドルが無になってしまう。そこに修理が終わって妻のメリーが戻って来る。その状況に驚く。
心臓病の持病があるメレディスは心臓発作を起こし倒れてしまい、メリーがその勝負を引き継ぐ事になる。彼女は通りの向かいにある銀行に行き、あるものを担保に融資を申し込む。
そのあるものとは・・・。
融資を引き出した彼女は5,000ドルレイズして8,500ドル×6人で5万1千ドルの勝負に勝つ。
しかし、その裏には・・・。
酒場もポーカーも馬車も出て来るが1発も銃弾が撃たれる事がない。これも西部劇である。
ポーカーにブラフはつきものだが、ラストのどんでん返しは「スティング」なみである。
「テキサスの五人の仲間」はポーカーの参加者だけではなかった。この裏の意味を含んだタイトルは終わった後で知ると秀逸である。
ラスト、「ポーカーは二度としないと誓ったじゃないか。」立場が逆転しているのが可笑しい。
ロイヤルストレートフラッシュかハイカードか⁉️
これぞ「スティング」と並ぶコン・ゲーム映画の最高傑作ですね‼️町のバクチ好きたちの年に一度の大勝負‼️たまたま家族で旅行中に思わず飛び入り参加でポーカーのテーブルについたヘンリー・フォンダ。ところが、あまりにイイ手が来たのと、賭け金の工面で、フォンダは心臓麻痺で倒れ、ポーカーのポの字も知らない貞淑な、ジョアンヌ・ウッドワードの妻が西部の荒くれ男たちを相手に世紀の大勝負に挑む・・・‼️テキサスの荒野を狂ったように走る馬車の描写から典型的な西部劇かと思いきや、実は霊久馬車、みたいな人を喰ったようなシーンで始まり、息もつかせぬポーカーシーンのスリルから、思いもかけない鮮やかなドンデン返しに至るまで、これほど五人以外の登場人物と観る者を喰った作品はないでしょう‼️ジョアンヌ・ウッドワードの頑張る姿に誰もが感動するストーリーなのに、ラストのドンデン返しでまったく違った作品に様変わりするのが、なんとも痛快ですね。‼️私も映画にはこんな騙され方をして金を払いたいものです‼️初見以来、何十回と鑑賞しておりますが、結末を知ってからも何度観ても面白い‼️特に、すっかりウッドワードに惚れ込んだジェイソン・ロバーズなんか最後の最後まで騙されっぱなしで、娘の結婚相手に「お前も本物の女性(レディー)にめぐり逢え!!」とか言って、自分の娘の結婚式をブチ壊してしまう‼️このシーンなんか、ホントにアメリカの伝統的なホラ話みたいな雰囲気があって、とてもステキですよね‼️騙されてるんですけど‼️
大富豪
西部のあるバーで一年に一度大富豪によるポーカーのゲームが開催される。そこに馬車で旅行中の一家が偶然立ち寄りゲームの見物を申し出るのだが。
額の汗の一粒も見逃したくないし、こちらも手に汗握る。
映画にごまかしがなくこの手の映画の正しい文法で撮られている事に好感が持てる。
しかし逆に、文法通りなので、誰がグルなのか分かり易いし、結末は見える。そういう立場から言えば、締めのシーンに移行してからがやや冗長。もっとさくっと終わった方が綺麗で良いと思う。
今週の占い:ルールをちょっとずつ変える人にはご用心
ギャンブラー
前半、飛び入りでポーカーの大会に紛れ込んだ父ちゃんが有り金全部すって冷や汗をかき発作で倒れるシーンで「コメディタッチだけれどなかなか重たい作品だ」と思ったけれど、いろいろと覆されるような終わり方で古い作品だけれどなかなか変化球の利いた作品で面白いと感じた
機会があったらまた見直したい
すっごく面白い
クライマックスまでのポーカーの場面まででも最高に面白いのに、その後のネタ晴らしでは一本取られたという感じで、気持ちよくだまされた。まさか銀行のオーナーがぐるだったなんて、みんなだまされても仕方がない。ネタ晴らしの宴会ではそれまでの人柄と全く違った人格が現れて、演技のすごさを見せつける。テンポも構成もよくて、最後まで目が離せない。
映画まるごとポーカー
原題Big Deal at Dodge Cityとあるがこれは英国での題名、オリジナルはA Big Hand for the Little Lady 、邦題は「テキサスの五人の仲間」であるがポーカーと掛けたのだろう。本作はプロットが全てなのであらすじでもネタバレ厳禁、観てのお楽しみです。
西部劇ですがカウボーイも決闘も出てきません、それでいて手に汗握るこの緊張感は何でしょう。後味は微妙ですがポーカーを扱った映画としては秀逸、映画自体がポーカーです、心理ゲームの綾を見事に料理しています。大勝負が始まるまでは退屈でしょうが堪えて観てください。
下手なことは言えないけども。
観た人みんな「映画の邦題も素晴らしい」と思うはず。原題は「A BIG HAND FOR THE LITTLE LADY BIG DEAL AT DODGE CITY」なので、これは邦題を考えた人のセンスが抜群だと思う。ただ、邦題が素晴らしいという表現自体がネタバレになりかねないのがね…。
面白いのだが、欠点がある
総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 85
演出: 85
ビジュアル: 65
音楽: 65
周到に仕込まれた罠。非常に長い時間かけて練られた作戦である。本当に見事な大逆転勝利であり、相手にそれを全く悟らせないばかりか、負けても気持ちよく納得すらさせているのは天晴れで痛快。詐欺は勝つための作戦と準備が大切なのは言うまでもないが、最後の処理をどうまとめてつけて、いかにうまく撤退するかがまた重要である。その点で本作は抜かりが無いし、騙した相手を負けてなお気持ちよくさせている分、結末だけならばある意味では大傑作映画「スティング」以上と言えるかしれない。登場人物の設定と演技も良かった。
ところが残念ながら物語には一つ重大な欠点がある。それはヘンリー・フォンダに大逆転につながる最強の手がやってきたときのこと。フォンダは一生に一度あるかないかの手で、これで勝てると思っている。だが賭ける金が無い。勝てるのに金が無いから賭けにならず負ける。これはいい。
しかしこのとき、相手の五人にもいい手がやってきているということが問題なのだ。どんなにフォンダにいい手がやってきても、相手の手が弱ければさっさと降りられて勝負は流れてしまう。フォンダに最強の手がやってきて「絶対に勝てる」と言っているとき、五人の相手全員にも掛け金を積み上げる気になるようなそれなりに強い手が偶然にもやってくるというのは考えられない。どうやってフォンダはいい手がやってきたと宣言したときに、相手も掛け金を積み上げるほどのいい手が本当に偶然に来ていることを知ったのか、あるいはそうなるように仕込んだのかが全く触れられていない。だから起こる筈の無い奇跡でもない限り、この掛け金の積みあがる大逆転に繋がる大勝負が出来ないことになる。これは物語の中心に関わることなので致命的である。
それでも悪い映画ではないが、これがなければ高得点をつけて文句無く傑作映画と言えたのに、映画と異なり物語にあと一つ詰めが足りなくて残念でした。それと何故五人は恨まれ騙されるのかについてももっと時間を割いて欲しかった。
フフフ、と笑うラストの意外さ。
今から50年以上も昔の映画。この映画を語るなら洒落たストーリーとしか他に形容する言葉が見つからない。西部劇だけど、悪漢も決闘も撃ち合いも無い。どんな映画か?テキサスの代表する金持ち達が一年に一度ホテルに集まりポーカー大会をする話しなのだが・・・。ポーカーとはトランプを使ったゲームのこと。自分に良い手が出来ても素知らぬ振りをして賭け金を上げて勝負する。逆につまらない手でも無表情に賭け金を上げて勝負に出る。要は駆け引きのこと。相手が降りればこちらの勝ち。勝負しても手札の役が強い時はこちらの勝ち。
顔の表情を消した状態をポーカーフェイスと云うのはここから来た言葉。
さて、何を書いてもネタバレになるので注意が必要だけど要するにラストにドンデン返しのある物語と云うこと。
タイトルのテキサスの5人の仲間とは良く出来たタイトル。
知らない人には、まぁ一度観てご覧なさい。としか云えません。
フフフ。
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