…チック…チック…チック

劇場公開日:

解説

新任の黒人保安官が、1人南部の町の反感と闘う姿を描いた、アクション・サスペンス。製作はラルフ・ネルソンとジェームズ・リー・バレット。監督は「まごころを君に」のラルフ・ネルソン、脚本は「大いなる男たち」のジェームズ・リー・バレット。撮影は「夕陽よ急げ」のロイヤル・グリグス、音楽はキャルビン・ジャクソン、編集はアレックス・ビートンがそれぞれ担当。出演は「暴動」のジム・ブラウン、「暴力脱獄」のジョージ・ケネディ、「アルトナ」のフレドリック・マーチ、新人リン・カーリン、「マンハッタン無宿」のドン・ストラウドド、ジャネット・マクラクラン、リチャード・エルキンズなど。

1969年製作/アメリカ
原題または英題:...tick...tick...tick
配給:MGM
劇場公開日:1970年5月2日

ストーリー

真夏のうだるような暑さの中、アメリカ南部のコルーサ郡はいつになく、不穏な空気に包まれていた。永年その職にあったリットル(ジョージ・ケネディ)を破って、黒人のプライス(ジム・ブラウン)がシェリフに選ばれたのが、その原因であった。黒人に反感をもつ人々は、リットルとその夫人のジュリア(リン・カーリン)に罵言をあびせかけ、新任のプライスと妻メリー(ジャネット・マクラクラン)には、いやがらせをしたりした。この事態を1人憂慮する町長のパーク(フレドリック・マーチ)は、白人たちに忠告をしたが、効き目はなかった。白人たちのあからさまな反感に、プライスは敢然とたちむかい、保安官代理職に黒人青年ウィルクス(ルチャード・エルキンズ)を任命した。そして、前保安官代理のベンジー(ドン・ストラウドド)を拳銃不法所持でとらえようとしたプライスは、リットルに先を越されてしまった。コルーサを無法の地にすることに我慢できないリットルの気持ちを、プライスは保安官の意地からはねのけた。その彼が最初に逮捕したのは、酔っぱらい運転で少女を殺した白人青年であった。だが悪いことには、その青年の父親が隣接する郡の有力者であったので、たちまちプライスは強迫をうけ始めた。やがて、リットルの報告で、父親が隊をつくって襲ってくることを知ったプライスは、リットルの助けをかりて助手を募った。ようやく集まった10人の黒人助手をつれ、プライスとリットルは郡境に向かった。多勢に無勢彼らは決死の覚悟で待ちかまえていた。雷雨の夜陰をついて、侵略者の一隊が迫って来た。いまや悲惨な戦いを待つばかりのプライスたちのところへ、大勢の白人たちがかけつけて来た。法と郡の防衛に立ち上がった群勢をみて、侵略者たちはむなしく引き上げていった。

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