玉を抱いて罪あり

解説

ケリブ・プロクナー氏の原作をイヴ・アンセル女史が脚色し「アンニー可愛や」「気侭な花嫁」等と同じくウィリアム・ボーディン氏が監督したもので、「恋の舞台姿」「結婚哲学」等と同じくマリー・プレヴォー嬢とモント・ブルー氏が共演し、クララ・ボウ嬢、エディス・チャップマン嬢、ウィルフレッド・ルーカス氏等が助演している。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:Daughters of Pleasure

ストーリー

一朝にして石油成金になったマーク・ハードリーは急に金に糸目をつけぬ身分となったので世帯疲れのしたそうこうの妻に嫌気がさして家を外に遊び歩くようになった。マークは年甲斐もなくリラと呼ぶ若い女の色香に迷って毎夜のごとく紅燈の巷に出入りした。彼の娘マージョリーにはケントという恋人があったがケントはマークの気に入らずマージョリーは恋人と共に楽しく語り合うのも思い通りにならなかった。マークが惚れたリラはマージョリーの学校友達だったのでリラに対する父親の所業はことごとくマージョリーの知る所となり、娘は父親を捕らえて父の秘しことを素つ破抜き自分も恥も外聞も忘れてかって気ままなことをする決心だと啖呵を切った。けれども恋人ケントのことを思うにつけ無分別なことをしても何もならぬと悟りケントと結婚することになった。ケントの努力でハードリー家には昔の平和が復ってきた。

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