続連邦警察

劇場公開日:

解説

誘導弾の開発をめぐる謎の男対FBIの活躍を描く連邦警察シリーズ第2段である。原題名の98条は国防を脅かす破壊罪のこと。原作・製作はスタンリー・ニス、監督は「ブラック・ゴールド」のレスリー・H・マーティンソン。撮影はロバート・ホフマンでワシントンのFBIの全面的協力を得て行った。音楽は前作「連邦警察」のマックス・スタイナー。出演者はTV「マーベリック」のジャック・ケリー、「チャップマン報告」のレイ・ダントンとアンドリュー・デュガン、「ブラック・ゴールド」のフィリップ・ケイリー、「肉体のすきま風」の新人ペギー・マッケイなど。

1962年製作/アメリカ
原題または英題:FBI Code 98
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1962年12月1日

ストーリー

ゴーントレット1号の開発を受け持つアマートロニック会社社長アラン・W・ニコルズ(アンドリュー・デュガン)、副社長ロバート・P・キャノン、同じくフレッド・ビターレ(レイ・ダントン)の3人は会社の呼び出しで、ケープ・カナベラルの誘導弾テストを見ることになった。社長夫人マリアン(C・クローリー)、キャノンの妻デボラ(ペギー・マッケイ)、ビターレの母が3人の荷造りをし、会社の運転手がビターレの鞄を取りに行った間に、謎の男ピーターセンがキャノンの鞄を爆弾を仕かけたものとすり替えた。3人は社長秘書でビターレのガールフレンド、グレース・マクリーン(M・アンダース)とともに会社の飛行機で出発した。主任技師マックリンは同行を断った。機上で爆弾を発見したキャノンは青くなったがビターレがワイヤを切った。FBIの全機関の腕ききが事件解決に動員された。ワシントンから来た調査官ルロイ・ギフォード(フィリップ・ケイリー)が特別捜査班を指揮した。ワシントンのFBI専門家たちは、爆弾は電子工学に明るい者が仕かけたという結論に達した。カリフォルニア州でピーターセンが買ったのと同じ鞄が発見され、その間にゴーントレット1号の打ち上げテストは成功した。調べが進むにつれてマリアンとマックリンの関係が分かり、工場の現場主任ピーターセンは会社を解雇された息子について尋問されたが、息子は事件には無関心だった。FBIの鑑識部で分析された爆弾の一部と鞄がサンフランシスコに送られ、ピーターセンが犯人だという証拠が集まった。彼が社長のヨットに行くとマリアンがマックリンを待っていた。彼は社長に対する憎悪をぶちまけ、マリアンと爆弾で心中しようとしてあわやという時、ギフォードたちがかけつけ、彼は逮捕された。アメリカ各地に分散しているFBIのチーム・ワークによって、悲劇的な事故と重大な損失は未然に防がれた。

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