青春の喜び

解説

パラマウント俳優学校卒業記念映画でチャールズ・バディー・ロジャース氏、アイヴィー・ハリス嬢、ジョセフイン・ダン嬢、ウォルター・ゴス氏、モナ・パルマ嬢を始め16名の若手連が出演し、ラルフ・ルイス氏が助演しているほかトーマス・ミーアン氏、アドルフ・マンジュウ氏、リチャード・ディックス氏、ロイス・ウイルソン嬢等のスタア連がエキストラとなって出演している。バイロン・モーガン氏が特に書き下ろした物語をポール・ショーフィールド氏が脚色し、「誉れの一蹴」「幸福の扇」等と同じくサム・ウッド氏が監督したものである。

1926年製作/アメリカ
原題:Fascinating Youth

ストーリー

富豪の息子テディー・ワードはグリニチ・ヴイレジの女絵師ジャンヌ・キングと恋を語る仲となった。しかし彼の父親ジョンはそれを喜ばないで、富豪令嬢ロリス・レーンを伜の花嫁にしようと思っていた。そして最後の手段として、一の仕事を任せるからそれに成功したら誰とでも好きな女と結婚していいが若し失敗したら必ずロリスと聖壇の前にひざまづかねばならない、と言い渡してちっとも金の儲かったことのない冬を目当てにする山中旅館の支配人職をテデイーに与えた。テデイーはグリニチ・ヴィレジの友達の助勢を得て大々的の宣伝をやり始めた。呼び物は100マイル氷上滑走競技の勝利者に与うべき賞金だった。しかし父のジョンはこれを聞くと息子が振り出した小切手の支払いを拒絶した。テデイーは止む無く第二の手段として映画俳優を大勢招待する計画を立てロリスや友達とニューヨークの撮影所を訪問したがスタア連は皆先約ありと称して謝絶した。が、ロリスの計画によって俳優連は出席すると新聞紙は報じた。愈々当日となるとスタア連を見んとする人々でホテルは一杯になった。テデイーは若し事実が暴露したら大変と青くなったが幸いにも職業上から俳優連と知り合っているジョンヌが6名のスタアを伴って来たのだ兎も角成功だった。懸賞競争は父親が金を出してくれないのでテデイーの友人ランデイーが出場して勝ち受賞を謝絶することにしたが世界的選手のスレードがやってきたのでランデイーは自信がないと云って退却した。絶体絶命になったテデイーは自ら出場して間一髪の差で一着を占めた。来合わせた父親は伜の奮闘的精神を褒めジャンヌとの結婚を許した。

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スタッフ・キャスト

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