セックスファイター

劇場公開日:

解説

ラスベガスを舞台に、金と女がからんだ、強大な犯罪組織の末端の仲間割れを描く。製作・脚本がウェスドン・ビショップ、監督・撮影はアニマル・シリーズのR・L・フロストが担当。出演はウェスドン・ビショップ、ステファン・ゼマ、トレイシー・サーンダース、リン・ハリス、デイヴィッド・フリードマンなど。

1970年製作/アメリカ
原題:The Pick-up
配給:日本シネマ
劇場公開日:1971年4月3日

ストーリー

歓楽境のラスベガスは千を越すホテルが立ち並び、3千人の美女が夜毎に絢爛たるショーを繰り広げる。そして数百の賭場やスロットマシンが吸いあげる金をめぐって、犯罪シンジケートが縄張りをめぐって争っている。この金を運ぶのはバッグマンと言われ、指定の時間に指定の相手から金の入った鞄を受け取り、指定の場所のボスの金庫にまで運んでいる。トニー(トレイシー・サーンダース)とフランキー(リン・ハリス)もバッグマンで、この日、金を受け取り、ロスアンゼルスに向かって車を走らせていた。そして、ダナ(ウェスドン・ビショップ)とマーシャ(ステファン・ゼマ)を砂漠の道でひろう。車がエンコして困っていたのだ。トニーは初め警戒したのだったが、仕事が退屈すぎたのだ。そして、車の故障で数時間遅れるとボスに電話を入れて、そのままモーテルへ直行してしまう。この色模様は意外な方向に展開した。女たちが拳銃をつきつけ、金と車が奪われる。そんな感じの女ではなかったのだが--。誰かの差し金による罠にはまったのだ。やっとのことで縄をといた2人は焦った。金を取り返さないと命が危ないのだ。一方、ボスのサル(デイヴィッド・フリードマン)もイライラしてきて、手をうち始める。トニーとフランキーは近くの飛行場に行って空から奪われた車を見つけ出した。女たちは油断していた。奇襲して、縛りつけ、徹底的にリンチを加え口を割らせる。隠していた金を手に入れた彼らは、女を連れてボスのところへ向かった。しかし、トニーとフランキーは、シンジケートの組織を異にし、2人は代表としてバッグマンになっていたので、お偉方の動揺も相当なものだった。サルのところへ着き、女をシメ上げるとダナは、すべてを仕組んだのがフランキーのボスだと白状する。サルは、すぐ対抗手段の手筈を手下に手配すると、彼らに銃を向けた。部下トニーにもだ。ドジを踏んだものは生かしておけないのが渡世なのである。そこへフランキーが乗り込んできた。混乱を利用してトニーはサルに銃を向ける。どうせやるなら百万ドルを持ってフランキーを相棒に逃げようというのだ。女たちもトニーの側についた。そしてサルが彼女たちをそそのかして、フランキーのボスを失脚させようとしたという意外な顛末も暴露される。彼らは利用されただけだったのだ。トニーとフランキーは怨みをこめて弾をブッぱなした。

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