ステラ・マリス

解説

ウィリアム・J・ロック氏作の小説に基づきチャールズ・ブレイビン氏とメアリー・アリス・スカリー女史とが脚色し、「盲目の妻」「おお母よ」等と同じくチャールズ・ブレイビン氏が監督したもので、「オペラの怪人(1925)」「メアリー・ゴー・ラウンド」等出演のメアリー・フィルビン嬢が二役を演じ、「自由結婚」等出演のエリオット・デクスター氏、「ノートルダムのせむし男(1923)」等出演のグラディス・プロックウェル嬢及びジェイソン・ロバーズ氏、フィリップス・スモーリー氏等が助演している。本映画はメアリー・ピックフォード嬢が主演した「闇に住む女」と同じ原作の小説を映画化したものである。

1925年製作/アメリカ
原題:Stella Maris

ストーリー

古城の一室に海の囁きを聴きつつ哀れな足の不自由の麗しの少女はお伽の国その侭の生活を送っていた。足の不自由な彼女に同情し絶えず慰問している二人の男があった。それは彼女に「海の星」すなわちステラ・マリスなる名を付けたウォルター・ハロルドとジョン・リスカであった。ジョンには素行宜しからざる妻ルイザがあった。しかしすべて浮世の暗きことはステラ・マリスには知らせぬという人々の心遣りからステラはそれを知らなかった。ルイザはユニチー・プレークなる醜い不幸の少女を虐待し入獄したが、一方ステラは名医の奇跡的手術によって歩行が叶うように成った。ジョンはユニチーの身の上に同情し、我が家に引取ったので、ユニチーは大にそれを徳とし、心からなる感謝はいつとなく恋を芽ぐんだ。ジョンは美しきステラに想いを憔したが妻ルイザあるが故に煩悶した。それを知ったユニチーは恋する人のためめにルイザを射殺、自ら死んだ。それに痛感したジョンは己を棄ててステラとウォルターとの将来を祝福することに成った。

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