「竜巻 と スカート」スエズ jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
竜巻 と スカート
スエズ運河建設に尽力した仏外交官レセップスの活躍を描く
先祖はスペインから来たと考えられているらしい彼に
タイロン・パワーを配し
二人の美女に支えられたりしてかなり娯楽性が高い
ナポレオン3世の皇后となるウジェニーはいとこ
ドレスの豪華さ、伝説的な宝石で有名で
映画ではそんな感じ
(クリノリンでスカートを巨大化させた)
(彼女の母親はメリメのカルメンのモデルらしい)
男装したり、エピソードも盛り沢山の人なので
トニは分身だろうか?
英国の反対や妨害も軽く描かれている
最初は反対していても
いざ開通してみれば、その利用は英国船舶が圧倒的で
1869年に開通
1875年には英国がスエズ運河最大株主に
しれっと(?)英国国歌も流れている
このあとも揉めるが、映画はここらへんまでで
トニを失ったレセップスの涙目で終わる
パワーの美貌の他には
竜巻とウジェニーの巨大スカートが見処か
アナベラ(トニ役)が頑張ってはいるが
二人の美女が絡むわりには
情感の方はあまり感じられない
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