塵中の花

解説

ベイジル・キング氏の小説からチャールズ・ケニヨン氏が脚色し、「盲目の愛」「人生の闘争」等同様ローランド・V・リー氏が監督したゴールドウィン映画で、主役は「背中を掻いて頂戴」で喜ばして呉れたヘレン・チャドウィック嬢である。相手役はジェームズ・レニー氏。其他「マイ・ボーイ」「小公子」等で最近妙腕を見せたクロード・ギリングウォーター氏や、「妻を疑うなかれ」等のエドワード・ピール氏等が共演している。

1922年製作/アメリカ
原題または英題:The Dust Flower

ストーリー

レティーは継父から痛ましい虐待を受けて暮らしていたが、女気の憐れにも投身しようとした。丁度通りかかりの若い富豪ラッシィ・アラートンは彼女を救い自分が許嫁者に棄てられた際だったので求婚した。彼女は保護を受ける位の意味でそれを承諾し、いよいよこの財産家の妻となったが、夫の前の許嫁者バーバラが再び夫に対して前非を悔い愛情を表白してきたので、今は偽りなき思慕の情を抱いている夫ラッシレーの為に採るべき道に窮した。ラッシレーは飽くまで彼女を愛しバーバラにはこの幸福な結婚を告げたが、レティーは夫をより幸福にする為に屋敷を出て、また残酷な継父の許に帰り、ある酒場に心ならずも勤めさせられた。ラッシレーは彼女を求めて追って来た。若い金持ちの青年と、野獣のような彼女の継父とは激しい争闘を演じたが、愛する者の強さ、ラッシレーは勝ったのである。彼は再び妻を我家に迎え、この事件の禍因たるバーバラを永遠に却け、幸福の一路へ。

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