人生は42から

解説

米国で愛読されたハリー・レオン・ウィルソン作の小説を映画化したもので、「カレッジ・リズム」のウォルター・デレオンと「接吻とお化粧」のハーラン・トンプソンが共同脚色し、「罪じゃないわよ」「我輩はカモである」のレオ・マッケリーが監督に当たり、「銀鼠流線型」のアルフレッド・ギルックスが撮影した。なお小説改作には「舞台に立つ妻」のハンフリー・ピアソンが任じた。主役は「噫無情」「白い蘭」のチャールズ・ロートンが勤め、「ママはパパが好き」「風の接吻」のメアリー・ボーランド及びチャールズ・ラグルズ、「キャベツ畑のおばさん」のザス・ピッツ、「わが胸は高鳴る」のローランド・ヤング、「獣人島」のリーラ・ハイアムス、モード・エバーン、ルシアン・リトルフィールド等が助演している。なおこれには日本語ダビング版も用意されている。

1935年製作/アメリカ
原題または英題:Ruggles of Red Gap

ストーリー

1900年の初頭、バーンステッド卿はパリでポーカーに負け、召使のラッグルズを米国の西部から来たエグバート・フラウドに取られてしまった。エグバートの妻エフィはラッグルズを得たのを幸い、夫を紳士に仕立て様とするが、酒好きの彼は妻の趣味を嫌い、ラッグルズを召使と認めず一緒に飲み歩いた。ラッグルズを身分を忘れて醜態を演ずると言う始末なのでエフィは早々にアメリカに帰る決心をした。故郷レッド・ギャップに帰るとエグバートはラッグルズを勇将ラッグルズ大佐として町の人々に紹介したので、ラッグルズはたちまち町の人気者になった。エフィは自慢のパリ仕込みの宴会を開いたが、ラッグルズの人気が余りに大きいので彼を召使扱いに出来なくなった。しばらくする内、ラッグルズは米国が自由の地である事を知ると共にジャドスンと言う女も出来、彼は初めて体内に流れていた奴隷的な召使を廃業して独立出来る事を悟った。ところがラッグルズの人気に対して甚だしい嫉妬を感じたのはエグバートの妹婿ベルナップ・ジャクスンで、エグバートが別荘に出掛けたある日、彼の一存でラッグルズを首にし、町から追い出した。幸いにも彼は途中でエグバートに会い、彼の援助を得て料理店を開く事になった。そのときバーンステッド卿がラッグルズを迎えにやって来たがラッグルズは既に召使を廃業した事を告げ、バーンステッド卿も彼の独立を喜んだ。エフィは卿を迎えるについて今一度ラッグルズの復帰を願ったが、彼の決心は変わらなかった。そしてラッグルズは料理店開業の当日、公衆の面前でベルナップ・ジャクスンに復讐し、エグバート夫妻、この地のダンサーのネルと結婚する事になったバーンステッド卿等の祝辞を受け、この喜びの中でジャドスンと結婚した。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第8回 アカデミー賞(1936年)

ノミネート

作品賞  
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