真珠の頚飾のレビュー・感想・評価
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往年のハリウッド映画の気品に浸れる愉悦
クーパーとディートリッヒ共演のロマコメの佳編。
洗練された展開で、宝石泥棒というサスペンス要素もあるのだが、全体にのんびりした雰囲気が漂う。パリからスペインまでの道中の描写が、牧歌的で素晴らしい。
クーパーは若く少々ドジなアメリカ青年、シエルト・リンドを口ずさむ陽気な様がいい感じ。ディートリッヒは前半の悪女が板についているが、恋に落ちてからは別人のようにしおらしくなる。逆にクーパーがたくましくなる対比が面白い。
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クーパーがチャーミング
1936年米映画で独映画のリメイク
監督はフランク・ボーゼイギ
製作にはルビッチの名前が…
(監督の仕事に口をはさんだかも?)
詐欺女マデリン(ディートリッヒ)と
アメリカ人エンジニアのトム(クーパー)のラブコメ
女が首飾りをだまし取る場面は見せ場
宝石店には白いドレスの優雅な金持ちマダム風で登場
精神科医の処には黒っぽいドレスで相談に訪れる
ディートリッヒなら騙されてしまう
ホテルに訪ねてきたトムを迎える場面でも
瞬く間にファムファタール的ポーズを決める(笑)
女優も詐欺師、映画は虚業と
からかわれながら教えられている気も
なんか女優の引き立て役みたいに思っていた
クーパーがこの映画ではディートリッヒに負けず
いきいきとしていて魅力的でした
「アメリカは大きい」とか言っている
ルビッチは35年にナチスにドイツ市民権を剥奪
36年に米国の市民権を獲得していますね
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