指令7で5人消せ!
劇場公開日:1965年4月4日
解説
ピーター・ウェルベックの原案を、ピーター・イェルダムが脚色、新鋭ロバート・リンが監督したエロチック・アクション。撮影はニコラス・ローグ、音楽はジョニー・ダグラスが担当した。出演は「アパッチ(1954)」のレックス・バーカー、ロナルド・フレイザー、アン・スミルナー、「ベケッコ」のヴェロニク・ヴェンデル、ウォルター・リラ、ディエトマー・ションヘルほか。製作はハリー・アラン・タワーズ。
1964年製作/アメリカ
原題または英題:Code 7...Victim 5
配給:コロムビア
劇場公開日:1965年4月4日
ストーリー
私立探偵スティーヴ(レックス・バーカー)は銅山で巨満の富を築いたといわれるウェクスラー(ウォルター・リラ)に依頼されケープタウンにやって来た。3日前にウェクスラーの執事ベンが殺されたのだが、その犯人を捜してくれ、というものだった。死体の側に1枚の写真が落ちていた。ウェクスラーとベン、現地人のヴァンバーグ、イタリア人のマリオの4人がナチの収容所で撮ったものであった。その写真のことに関してウェクスラーはどうしてか恐怖を抱く。それに彼も同じ写真を持っている。スティーヴは疑問を持ってそれらの人物にあたった。と、案の定そのスティーヴを邪魔する何者かがいた。危険を侵して、ヴァンバーグからマリオのことが聞きだせた。マリオは写真をとって、2、3日後自殺したという。その話を聞き終ったかと思うと、何者かにヴァンバーグが射殺された。その日からウェクスラーの警戒を厳重にした。スティーヴはウェクスラーの秘書ヘルガ、養女のジナ(ヴェロニク・ヴェンデル)、主治医のポール(ディエトマー・ションヘル)、マネジャーのジョージらを紹介されていたが、そのジョージが翌日海で殺された。写真に何かあるとすれば、ジョージがウェクスラーと間違えられたと考えるしかない。いや、彼はこの写真を撮った男なのか。それもちがった。それはクレイマーという男だとわかり、スティーヴは彼を訪れた。彼の話によるとマリオは戦前豊かな銅山を見つけたが、ウェクスラーに嗅ぎつけられ、殺されたのだという。真相はこっちの方らしい。その日の午後、犯人が正面きってウェクスラーに銃を向けてきた。ポールだった。彼はマリオの息子で、真相を遺児に告白していたのだ。連続殺人はウェクスラーに恐怖を与えるためだった。だが、スティーヴの活躍でポールは死んだ。スティーヴは金とヘルガを手に、ケープタウンを後にした。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロバート・リン
- 脚本
- ピーター・イェルドハム
- 原作
- ピーター・ウェルベック
- 製作
- ハリー・アラン・タワーズ
- 撮影
- ニコラス・ローグ
- 音楽
- ジョニー・ダグラス