私刑街

劇場公開日:

解説

ポール・ギャリコの原作をロバート・スミスとアレン・リヴキンが共同で脚色したアクションドラマ。監督はチャールズ・ハース。撮影はウォルター・H・キャッスル、音楽をバン・アレクサンダーが担当。出演は「地獄の待合室」のミッキー・ルーニー、「さすらい」のスティーヴ・コクラン、「非情の青春」のマミー・バン・ドーレン、他にメル・トーメ、レイ・ダントン、ジム・バッカスら。製作レッド・ドフ。

1959年製作/91分/アメリカ
原題:The Big Operator
配給:NCC
劇場公開日:1960年3月11日

ストーリー

労働組合を暴力で牛耳っているジョー・ブラウン(ミッキー・ルーニー)は、上院調査委員会に召喚された。彼は憲法を楯に、自分の非法をいいのがれるのに成功した。彼は委員会の質問で、子分の殺し屋ウェッツェルを見たことも、会ったこともないといった。しかし、組合員のギブスン(スティーブ・コクラン)とマッカーフィー(メル・トーメ)は、ジョーとウェッツェルが話している現場を目撃していた。この2人の口を封じなければ、ジョーは偽証罪で告発される。彼は賄賂を使って2人を買収しようと試みたが、拒絶された。残る手段は暴力のみ――。まずマッカーフィーがジョーの手下によって葬られた。が、ギブスンは屈しなかった。怒ったジョーは彼に隠れ家で凄惨な私刑を加えた。ギブスンの信念は固まるばかりだった。最後の手段として、ジョーは彼の妻メアリー(マミー・ヴァン・ドーレン)と息子を拉致した。ギブスンは目隠しされて家に戻された。隠れ家の所在はわからない。妻子の命が危ない。警察に通報した彼は、パトカーに乗って記憶をたどりながら隠れ家を探した。ついにジョーの本拠をつきとめることに成功した。ジョー一味は逮捕され、メアリーと愛児は無事にギブスンの元に帰った。

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