少年の心

解説

「天涯の孤児」と同様故ウィリアム・デスモンド・テイラー監督のリアルアート映画である。主役は9月29日電気館封切の「茶目小僧」(「ハックルベリー・フィン」と紹介せし日活輸入映画)と同じく名子役ルイス・サージェントで、そのほかクライド・フィルモア、ライラ・リー、ベティー・シェードらが共演している。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:The Soul of Youth

ストーリー

エドワード・シムプスンは幼い頃親の手から他人の手へ、それから孤児院へと移されて、慈愛の片影も見い出せぬ冷いその孤児院で育てられた。彼は遂にある一日自分が救った愛犬とともにそのところを脱走した。彼は新聞売り子のマイクに助けられその粗末な住家に連れ帰られ始めて人の情の味を覚えた。激しい食欲は貧しい2人を始終苦しめるのであった。彼らはある日最早忍耐し得ずして菓子を盗み去ろうとして、憐れにも捕らえられ、少年裁判所の判事のために感化院に送られようとしたが、丁度傍聴していたハミルトン一家の者に引き取られた。その後ハミルトン家の令嬢ヴェラの結婚者ディックの失策から同家が累を及ぼされようとした時、彼はマイクと協力してその危急を救い再生の恩を報じた。彼はその後同家の養子となり慈愛に育くまれて美しい道へと歩んだ。

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