3人の女性

解説

「結婚哲学」に続くエルンスト・ルビッチ氏在独時代の片腕たりしハンス・クレーリー氏が台本を書いた三角恋愛劇である。3人の女性は「水塔の西」のメイ・マカヴォイ嬢と「燻ゆる情炎」のポーリン・フレデリック嬢、「結婚哲学」のマリー・プレヴォー嬢で、男は「離婚歓迎」のルー・コディ氏である。その他ウィラード・ルイス氏、メアリー・カー夫人等も助演している。尚助監督として「十番目の女」のジェームス・フラッド氏「包囲の中に」のスヴェン・ガーダ氏及びヘンリー・ブランク氏がウビッチュ氏を助けた。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:Three Women

ストーリー

世の中の女性を分類すると娼婦型と母性型とに分ける事が出来るという。美しい寡婦メイベル・ウィルトン夫人は前者に属すべき女であった。娘のジャンヌを女学校の寄宿舎に追いやって、勝手気儘な日を送り、エドモンド・ラモントという彼女の財産を目当てにしている遊蕩児と親しくしていた。若く美しいジャンヌ、殊には自分のもとの定められた財産を持っているジャンヌがラモントの目に付かない筈がない。彼はジャンヌに近付いて行った。しばらくしてラモントは望み通りジャンヌと結婚したが、金に不自由なくなると持前の浮気が顔を出して、彼はハリエットという美人に近付いていた。やがて事の真相はジャンヌの知る所となり、ウィルトン夫人にも己が愚かさの為に娘を苦しめたのを悔やむ日が来た。夫人はラモントに娘と離婚する事を要求した。ラモントはこれを承知しないのみならず、却って夫人を侮辱したので、夫人はラモントを射殺した。裁判の結果、夫人は無罪を言い渡され、ジャンヌは昔馴染の医師フレッドと結婚する。

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