砂塵千里

解説

リージェント会社で製作しホドキンスンが発売した自動車活劇で、原作はW・F・スターム氏、脚色はH・H・ヴァン・ローン氏、監督は「狐」「狼の心」等と同じくロバート・ソーンビー氏で、主役は古い喜劇俳優で久し振りに映画に復帰したウォーリー・ヴァン氏で、対手は「我が恋せし乙女」「ノートルダムのせむし男(1923)」等出演のパッシー・ルス・ミラー嬢である。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:The Drivin' Fool

ストーリー

ハル・ロックは速力狂とも云うべき程自動車にスピードを懸けるのが得意で、それが彼の父親や恋人シルヴィアの父ジョンの頭痛の種であったが、サンフランシスコに在る彼の父とジョンの共同経営の会社からニューヨークのグレイスン商会に届けるべき小切手が鉄道のストライキで輸送不可能に成った時、ハルの日頃の腕前が役に立つ時が来た。彼は自動車に飛び乗り小切手を自ら届ける事にした。6日目の正午、あらゆる危険と障害を突破して彼は使命を完成したが、途中の17州で速力取り締まりを破った為10日間の「休養」を申し渡される。然し彼の父や恋人が到着して万事は芽出度く解決する。

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