細君御注意
解説
ゲスタ・セゲルクランツ氏の原作をチャールズ・E・ウィティカー氏とスヴェンド・ガーダ氏とが脚色し、「包囲の中に」「五番街のモデル」等と同じくスヴェンド・ガーダ氏が監督したもので主役は「包囲の中に」「歓楽の代償」等出演のヴァージニア・ヴァリ嬢が演じ相手役は「美人懸賞」「厄介娘」等出演のバッド・オマリー氏で、ナット・カー氏、ヘレン・リー・ウォージング嬢、アルバート・コンティ氏等が共演している。
1926年製作/アメリカ
原題または英題:Watch Your Wife
ストーリー
クローディアとジェームズとは好いて好かれて夫婦になり密のような生活を送っていたがある日のこと何でもないことから口論を始め、互いに意故地に言い争った揚げ句双方ともすっかり怒ってしまい到頭離婚するということになった。クローディアの美貌に眼をつけたのがマルサック伯爵で夫婦別れをしたクローディアの尻を追い廻した。ジェームズの方でも意地づくでも黙って居られず貸女房周旋所からグリディス・ムーンという女を借りた。貸し女房とは言い條午前八時から午後八時まで勤めるので普通の家政婦と変わりはないのだった。ところがある晩激しい暴風雨でグラディスは帰るのが怖さに泊まることになった。つまらぬ意地の張り合いから一旦別れは別れたものの心底から惚れ合った仲のこととて風が吹くにつけ雨が降るにつけ良人の身の上が案じられてクローディアはジェームズを訪ねてきた。来てみると意外にもグラディスがいるので口悔しさ腹立たしさにクローディアは逃げ出し思慮分別を忘れてマルサック伯爵と道行をしようとした。ジェームズはクローディアの跡を追い発車しようとする汽車の上からやっと降ろした。2人が和解したのはもちろんである。
スタッフ・キャスト
- 監督
- スヴェント・ガーデ
- 脚本
- チャールズ・ウィッテイカー
- スヴェント・ガーデ
- 原作
- ゲスタ・セゲルクランツ
- 撮影
- アーサー・L・トッド