サーカス王

解説

両親ともに曲芸団の花形で、2歳とならぬうちからサーカス生活に入ったエディ・ポーロ氏が、サーカス当時の経験を基として自身で書いたもの。アンソニー・W・コールドウェイ氏が脚色し、「曲馬団の囮」「無敵エルモ」等を監督したJ・P・マッゴワン氏の指導の許に撮影されたもので、相手は新顔のコリーン・ポーター嬢とキットリア・ビヴェリッヂ嬢とである。我が両親を知らぬエディが悪支配人グレイに正当な罰を下すまでの数奇に満ちた生涯を、陸上水中、空中における大活劇として書いてあって、例の怪人物も活躍する。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:The Circus King

ストーリー

エディ・キングは大曲馬団の花形であった。彼を子供の時分から愛し、仕込んでくれたウィンタース老人は、ある機会から記憶力を失っていたが、1日あどけない動物のことから天幕番人のためその場に倒された。エディは老人に手厚い看護を加える。我に帰ったウィンタース老人の口からは恐るべき過去の殺人事件がエディに話された。エディは今まで知らなかった我が身の過去が老人の唇から囁かれるのを好奇の眼を以て聞いていた。彼の父ポール・キングを殺した男の名前を老人が言わんとした刹那今まで2人を窺っていた曲馬団の持ち主グレーは物陰からやにわに老人を狙撃した。エディは老人を自動車に乗せて病院に急ぐ。老人の口から諸悪の露現するを恐れたグレーは部下をしてエディ等を追わしめる。途中エディはヘレン・ホワードという娘と出会い、共に危難に陥った彼らは力を合わせて敵に当たる。老人は素性不明の怪人のためにある病院に運ばれた。グレーは極力エディの身に危害を及ぼそうと毒手を延ばしてくる。彼らの運命は今後如何?

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