「真珠湾攻撃」地上(ここ)より永遠に kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
真珠湾攻撃
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元プロボクサーだったプルーイット(クリフト)は軍内での試合に出るよう説得される。しかも上官の昇進のためだ。断ったためか、一人だけ嫌がらせを受けるようになる。古くからの友人マッジオ(シナトラ)と一緒に憂さ晴らしのため酒場へ行って、ロリーン(ドナ・リード)と知り合う。そして、ウォーデン曹長(ランカスター)は上官の妻カレン(カー)と不倫の恋に落ちる。
ボクシングやらケンカやら途中のストーリーはそれほどいいとは思わないけど、アーネスト・ボーグナインとの絡みは面白い。ピアノのことでケンカし、トランペットで魅了するプルー。そこからは彼のラッパ吹きとしての才能が開花する。それに加え、ブルースギターを奏で、兵士たちが再入隊ブルースなどといった曲を歌ったりするシーンが好きだ。
クライマックスにあたる日本軍の真珠湾攻撃はこの年代の映画にしては迫力があった。しかし、その前にトラックから落ちてマッジオは死亡、攻撃当時はプルーもケンカで負傷し、ロリーンのもとで匿われていたのだ。味方が攻撃されるのに寝ちゃいられないってなもんで、彼はヨロヨロと兵舎へと進むのだが、味方によって撃ち殺された。
戦争の虚しさというより、犬死のような結末を迎えた2人。船上でのロリーンの会話を聞いていると悲しくなってしまう・・・
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