皇太子の初恋

劇場公開日

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解説

ヴィルヘルム・マイエル・フェルステルの『アルト・ハイデルベルヒ』に基いてドロシー・ドネリーが台本と詞を書き、シグモンド・ロンバーグが作曲したオペレッタの映画化で、「メリイ・ウィドウ(1952)」のコンビ、ウィリアム・ルドウィグとソニア・レヴィーンが脚色し、「円卓の騎士」のリチャード・ソープが監督、「メリイ・ウィドウ(1952)」のジョー・パスターナクが製作した1954年作品である。撮影は「ローズ・マリー(1954)」のポール・C・ヴォーゲル、音楽監督は「オズの魔法使い」のジョージ・ストールである。出演者は「ローズ・マリー(1954)」のアン・ブライス、「エジプト人」のエドモンド・パーダム、「ラプソディー」のジョン・エリクソン、「反逆者」のルイス・カルハーン、エドモンド・グウェン、ベッタ・セント・ジョンなど。皇太子の歌はマリオ・ランツァの吹込みである。

1954年製作/107分/アメリカ
原題:The Student Prince
配給:MGM映画会社

ストーリー

中欧の小国カルルスブルグの皇太子カール・フランツ(エドモンド・パードム)は祖父フェルディナンド国王(ルイス・カルハーン)の意向で裕福な隣国の王女ヨハンナ姫(ベッタ・セント・ジョン)と結婚することになっており、人生修業のためハイデルベルクへ遊学の旅にのぼった。殿下は酒場に働くキャシー(アン・ブライス)のすすめで、彼女の好きな学生グループ、ウェストファリアンズに入会した。入会祝のさわぎの中で、殿下はキャシーに接吻しようとして押しかえされ、これを見た殿下のお目付役ルッツは下宿の主人ルダーに彼女の解雇を要求したので、ルダーはやむなく彼女を河向こうのレストランで働かせることにした。責任を感じた殿下は彼女の働くレストランへ行ったが、ここでもひと騒動を起こし、おかげでキャシーはクビになってしまった。しかし、こんなことがきっかけで殿下とキャシーの愛情が通い合った。彼女が帰って来て、酒場はまたにぎやかさを取り戻した。仮面舞踏会の夜、殿下とキャシーは駈落ちを決意したが、国王が危篤になり、殿下は急いで帰国しなければならなくなった。日ならずして老王は崩御し、新国王となった殿下は、国のためにヨハンナ姫と結婚せねばならなかった。2年後、姫との婚儀挙行のため、姫の国を訪れる殿下は、ハイデルベルクでお召列車を止め、懐かしいルダーの酒場でキャシーと再会し、悲しい別離をつげた。

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