「すごかった」L.A.大捜査線 狼たちの街 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
すごかった
クリックして本文を読む
主人公のジョン・タトゥーロは印象の薄い人物だし、登場人物がやたらと多くて、女もごちゃごちゃしてた。ウィレム・デフォーの偽札作りを追うのだが、あまり緊張感のないままダラダラしていた。
ところが空気が一変するのが、中国人の密売人から金を奪って追いかけられるカーチェイスがすごい迫力でびっくりした。その中国人が実はFBIで仲間を襲っていて、結果的に死なせてしまった事が判明し非常に焦る。その後、逃げられた承認を見つけて偽札工場を白状させていて、だったら回りくどく余計な強盗などする必要なかったではないかと思った。
そして、主人公が射殺されて、ウィレム・デフォーに逃げられてしまう。まだ話の途中だったのでとてもびっくりした。
単なる仕事の域を超えて、生き様のようになってまで犯人を追う様子が狂気の域に達していて面白かった。あんなに頑張っても他の同僚と給料が一緒か、もしくはやり過ぎで減給されていることだろう。
美術やファッション、音楽など目につくもの、耳にするもの全てがとてもダサい。そんな80年代の空気が全開だった。
コメントする