劇場公開日 1998年7月18日

「アカデミー賞でのかたきをキネ旬で取ったか?」L.A.コンフィデンシャル KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5アカデミー賞でのかたきをキネ旬で取ったか?

2025年4月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この映画、私にとっては、
ケヴィン・スペイシーと
初めての対面だったラッセル・クロウ、
ガイ・ピアースと言う、
今をときめく3人を紹介してくれた
貴重な作品と言えるのかも知れない。

それにしても、全ての点において
良く練られた見事な作品では
なかったろうか。
今回のTV放映は吹き替え版と
いうこともあってか、
この複雑なストーリーへの理解に
少し寄与してくれていたかも知れないが、
特に真相への“気付き”の点においての
演出・脚本は見事と言うしか無く、
改めてこの作品の質の高さを
再確認出来る鑑賞となった。

ところで、この作品、
アカデミー賞では2部門受賞にとどまり、
「タイタニック」に作品賞や監督賞を含む
11部門をさらわれてしまった。
しかし、日本でのキネマ旬報ベストテンでは
「プライベート・ライアン」や
「トゥルーマン・ショー」等の
話題作をも抑え、
特に第4位の「タイタニック」には
大差を付けての第1位選出となり、
見事にその屈辱を晴らす形ではあった。

KENZO一級建築士事務所
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