結婚の誠

解説

カーライル・ブラックウェル氏とジューン・エルヴィッジ嬢の共演になった人情劇で、監督のアーサー・アシュレー氏が悪役を演じている。クレイ・マントレー氏の原作。17年時代の古いウァールド映画である。

1917年製作/アメリカ
原題:Marriage Market

ストーリー

ヘレン・グラントは父の財産窮乏を救うために、人格の下劣なスペイドンと結婚したがその甲斐なく父は自殺してしまった。富豪フォクソールも彼女に眼をつけていたが、彼女がスペイドンの賤しい金銭の束縛から経済上の独立を計る目的で金策を彼に依頼したのを幸いに、フォクソールは彼女に挑んだ。彼女は己が放った1弾は彼を斃したと思ったが、実は彼は死を装ったのであって実際上の犯人は後から彼女をおってきたスペイドンであった。しかるに昔から彼女を恋していた青年マーローが彼女にある用件を帯びて現場に居合わせたため、濡れ衣を着せられたがある証人が出て、スペイドンは自殺し、マーローの手にヘレンは初めて抱かれることとなった。

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