渇仰の舞姫

解説

グリフィス氏が親しく製作した映画で本年4月ファースト・ナショナルから発売になったもの。主役は新進のクレアー・セイマー嬢、「七羽の白鳥」で王子に扮したリチャード・バーセルメス氏及「拳骨」「鉄の爪」等で御馴染のクレイトン・ヘール氏で、檜の様なバハマの島を背景に使った恋物語である。

1920年製作/アメリカ
原題:The Idol Dancer

ストーリー

仏蘭西人を父、ジャヴァの原住民を母とした熱情の娘メリーは南海の一島に不思議な踊子となっている。彼女の恋人にダン・マックガイアーという波止場ゴロツキがいた。彼は酒飲みで仕事を怠けた為働いていた船から追われてこの島へ漂い付いた男である。島人の間に神の福音を説く牧師フランクリン・ブライスの甥ウォルター・キンケイドは健康を回復する為この島へ来りメリーを恋した。原住民達ばかりを見ていたメリーが2人の白人に恋されて恋の三角関係に陥ったが、遂にダンは禁酒して男らしい男となり、メリーの愛を堅く握る事が出来た。

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