「着ぐるみコングとセクシーなドワン」キングコング(1976) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
着ぐるみコングとセクシーなドワン
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"キングコング" シリーズ第1作。
DVDで2回目の鑑賞(字幕)。
オリジナル版との違いは多々あれど、いちばん異なる点はコングとヒロインの間に恋のような感情が芽生える点かと…
アクション・シーンを極力減らして、ドワンとコングの物語にフォーカスしようとしたのでしょうが、正直物足りない。
後年のピーター・ジャクソン版でさらに掘り下げられていたので、物語の厚みは同作に軍配が上がるのではと思いました。
コングが着ぐるみなのは日本の特撮技術を模倣していて嬉しかったですが、殆どの場面で直立歩行しているのが違和感バリバリで、人間にしか見えなかったのがちと残念。
オリジナル版にあったような、髑髏島で繰り広げられた恐竜との戦いは一切無く、唯一大蛇とバトルしていましたが、「めちゃくちゃ呆気無く終わったなぁ…」と云う感じ。
クライマックス、登るのはエンパイア・ステート・ビルではなく、ツインタワー・ビルでした。同時多発テロで崩壊したビルなだけに非常に感慨深いものがありましたが、「やはり前者でないとなぁ…」と云う想いも過りました。
ジェット戦闘機が相手ではコングが敵わないにも程があるだろうと製作者が判断したのかは知りませんが、ヘリコプターに変更されていました。撃たれて血を流すコングが痛々しく、かわいそうでした。カラーだから余計に生々しかったです。
※修正(2024/06/13)
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