金魚娘

解説

マージョリー・ラムボオ夫人が当たりを取ったグラディス・アンガー女史作の舞踏劇からガードナー・サリヴァン氏が脚色し「起てよ!戦士」「アラビアの恋」等と同じくジェローム・ストーム氏が監督したもので、主役は「桃色の夜は更けて」「ダルシー」等出演のコンスタンス・タルマッジ嬢が演じ、相手役は「騒擾の巷」「ダルシー」等出演のジャック・マルホール氏で、ジーン・ハーショルト氏、ザス・ピッツ嬢、エドワード・コネリー氏、ウィリアム・コンクリン氏等が助演している。

1924年製作/アメリカ
原題:The Goldfish

ストーリー

コニー・アイランドの舞踏場のピアノ弾きジェニーはそこの歌手であるジミーと惚 れ合って夫婦になっていたが、2人のうちどちらでも結婚生活が嫌になったら相手に金魚鉢を渡して別れるという約束をしていた。ヘルマン・クラウスという男はジェニーに惚れていたがある時ジミーとジェニーが喧嘩を始めて行き掛かり上ジミーは金魚鉢を妻に渡してしまった。その話しを聞いたポーランドの伯爵ネヴスキーはクラウスと結婚するようにジェニーに説いたので、彼女はジミーへの面目に承諾した。やがてクラウスは金に詰まり金主のパワースと争った。パワースはジェニーの美に心奪われ、例の伯爵の世話でジェニーにクラウスへ金魚鉢を渡させて結婚した。1年後夫は大金を残して死んだ。伯爵は又候ある公爵とジェニーを婚せようとした。ジミーはその後デトロイトで立派な商人になってニューヨークへ帰って来た。嫉妬からクラウスはジェニーと公爵との婚約を破ろうとジェニーとジミーとの橋渡しを試みた。元来惚れ合った2人は一緒になった公爵に金魚鉢を持たせて。

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