骸骨面

劇場公開日:

解説

立体映画は、昭和25年の「恐怖の街」「ブワナの悪魔」以来、「肉の蝋人形」等次々に紹介されたがやがて下火となった。この映画は8年ぶりに登場する新形式の立体映画で、立体感をより以上に出す工夫がされている。製作・監督はジュリアン・ロフマン、立体感を出す幻想場面のカラー・シーンは、世界唯一の英国開発局の特殊カメラで撮影された。出演はポール・スティーヴンス、クローデット・ニーヴェン、アン・コリングス、マーティン・ラバットなど。

1962年製作/83分/アメリカ
原題または英題:The Mask
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1962年5月3日

ストーリー

夜霧にぬれた暗い林の中を、1人の若い娘が恐怖におののきながら逃げまわっている。それを追う考古学者のマイケル(マーティン・ラバット)。彼は魔物にとりつかれたような恐ろしい形相で娘の首を締めつけた。彼の顔には、もがき苦しんだ娘の5本の爪跡がくっきりと残った。翌朝彼は精神病医のアラン(ポール・スティーヴンス)を訪ね昨夜犯した恐ろしい経験を話した。南米である仮面を発掘したが、その呪いのため娘を1人殺したらしいと言う彼の言葉を医師はとても信じられなかった。下宿に戻ったマイケルは仮面を小包にしてアランに送ったのち、ピストル自殺を遂げた。この仮面には、それを身につけると人間が理性を失うという奇妙な伝説がつきまとっていた。一方、送られた仮面をかぶったアランは、不思議な幻覚に襲われ、恋人パム(クローデット・ニーヴェン)が彼の診察室に入って来た時は放心状態だった。危険を感じたパムは、無理に仮面をアランから奪い取り美術館に預けた。だが、アランは夜を待って再び仮面を取り戻した。診察室に戻ったアランは再びあの幻覚をおぼえたが、その時受付係のスプリングが入って来たのを見た彼の目は輝き始めた。アランは彼女を強引に車へ押し込ん出。人気のない寂しい場所で女の首を締めようとするアラン、だがその時は邪魔が入って果たせなかった。診察室にアランを訪ねたパムは、仮面が再びアランのところにあるの知って驚いた。アランの様子がおかしいのを見た彼女は、アランを伴って教授宅へ相談に行った。教授の前で仮面をかぶったアランは、また幻覚にとらわれ外へ飛び出して行った。やがて家へ帰ったアランは、居合わせたパムを締めつけようとした。その時入って来た刑事にパムは助け出され、面も美術館に無事戻って事件は一応解決した。が、美術館でじっと仮面を見つめる男、彼もまた仮面の呪いにとりつかれているに違いない。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.53D番組というイベント!

2021年6月26日
Androidアプリから投稿

30数年間前になるのかなあ? ゴリラの映画と一緒にテレビ放送されまして 赤と青のセロファンが貼られた紙製メガネを コンビニで買ってそれを付けてみると テレビから画像が飛出して見えるという ちょっとした企画がありまして 映画そのものよりも家族でわいわい騒いだ 当時の状況の方が思い出されます 骸骨面そのものは美術とかで見覚えある人が わりといそうなテスカトリポカの仮面です

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