彼女は億万長者
劇場公開日:1965年1月15日
解説
オスカー・ブロドニー、ノーマン・クラスナ、レオ・タウンゼンドの共同の脚本を、TV出身で映画第一作のジャック・スマイトが監督したロマンチック・コメディ。撮影はラッセル・メティ、音楽はパーシー・フェイスとジョセフ・ガーシェンソンが担当した。出演は「恋愛留学生」のサンドラ・ディー、「パリが恋するとき」のモーリス・シュヴァリエ、コロムビア・レコードの若手人気歌手アンディ・ウィリアムズ、ロバート・グーレー、など。製作はロス・ハンター。
1964年製作/アメリカ
原題または英題:I'd Rather Be Rich
配給:ユニバーサル
劇場公開日:1965年1月15日
ストーリー
大富豪デュレーン(モーリス・シュヴァリエ)は心臓病の発作で苦しんでいたが、死ぬ前にもう1度孫娘のシンシア(サンドラ・ディー)に会いたいと思った。祖父の希望をいれて彼女は婚約者の歌手ウォレン(アンディ・ウィリアムズ)を紹介するつもりだったが、悪天候で飛行機が飛ばず、とうとうウォレンは来られなくなってしまった。困ったシンシアはウォレンの身替わりにポール(ロバート・グーレー)という若い化学者を婚約者だと偽って祖父に紹介した。ところが祖父はこのニセの婚約者を大変に気に入ってしまい自分の後継者にするといいだす始末。シンシアは祖父にポールの正体を明かそうとするが、祖父は聞きいれなかった。ところがある日、シンシアとポールの会話を立ち聞きした祖父は、秘書に命じて、ウォレンとポールの事情調査をさせた。結果は2人とも申し分のない好青年とわかったので当惑する。株主の晩餐会に、祖父の代理として出席したシンシアとポールは、最初にして最後のデイトだと思い、ダンスが終った後も散歩に出て遅く帰宅した。家ではウォレンが怒りと嫉妬でイライラしていた。ウォレンとポールは大喧嘩を始めたが、シンシアにはとめようもない。翌朝ポールは病床の祖父に丁寧に別れを告げて空港に向かった。その時祖父は、はじめてシンシアに向かい、自分の病気は危険を脱したことを打ちあけ、ポールこそ、彼女の夫にふさわしい人であると告げた。シンシアは心をきめて電報をうった。ポールはシンシアの待つデュレーン邸に再び帰ってきた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジャック・スマイト
- 脚本
- オスカー・ブロドニー
- ノーマン・クラスナー
- レオ・タウンゼント
- 製作
- ロス・ハンター
- 撮影
- ラッセル・メッティ
- 音楽
- パーシー・フェイス
- ジョセフ・ガーシェンソン