海賊島の秘密

劇場公開日:

解説

アレキサンドル・デュマの「モンテクリスト伯」からヒントを得、レオン・グリフィスが書いたオリジナル・ストーリーを、ロバート・S・ベイカーとモンティ・バーマンのコンビが製作・監督・撮影したアクションドラマ。出演するのは「西部の渡り者」のロリー・カルホーン、英国出身の新人パトリシア・ブレディンなど。

1961年製作/アメリカ
原題または英題:The Secret of Monte Cristo
配給:MGM映画
劇場公開日:1961年12月26日

ストーリー

イタリアのボルディーニ伯爵は地中海の小島に隠されたボルジア家の宝を探そうと3人の仲間を呼び寄せた。4枚にちぎられた地図を1人1人が持っているのだ。その1人ジャクソン大佐は途中で殺され、代わりに娘のポーリン(パトリシア・ブレディン)が護衛のコーベット(ロリー・カルホーン)とアルバートを連れて参加した。モンテクリスト島に渡った一行は海賊に捕らえられるがコーベットは海賊の首領レナート(ジョン・グレグソン)と親友となった。ある夜アルバートが洞窟内で宝を発見、一同が必死で運び出そうとしている最中、地図を持った1人のファン・ライマンが落盤で重傷を負ってしまった。コーベットとレナートが手当てをしている内、ボルディーニは宝を独り占めにしようと船を盗み島を脱出した。やがてイタリアに帰り着いたボルディーニは待ち受けていたコーベットやレナートにつかまり、激しい争奪戦がおこった。しかし、レナートもボルディーニもコーベットの敵ではなかった。ボルディーニは最後の瞬間も宝を抱いていたが中から出て来たのは偽物だった。欲望の醜さを見かねたアルバートが本物を海中に葬ってしまっていたのだ。しかし、コーベットは何物にも代えがたいポーリンの愛を獲得した。

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